原文入力:2009-03-05午後10:08:12
追加浮揚策なかったがアジア証券市場 二日連続 騰勢
製造業指数 3ヶ月ぶり上昇…“景気回復 信号” 楽観論
“輸出急減 今年成長率 墜落の可能性” 悲観的展望も
パク・ミンヒ記者,ユ・カンムン記者
←中国経済指標
世界経済が ‘パックス シニカ’(中国中心の世界秩序)を経験した。世界3位経済である中国の政策に地球村証券市場が笑って泣いた。
5日中国全国人民代表大会(全人大)で大規模追加景気浮揚策が発表されるだろうという期待だけで4日の全世界証券市場には薫風が吹いた。米国政府が各種金融安定政策を出したものの5日連続で空しく暴落した米国,ニューヨーク証券市場のダウ指数が4日は2.2%上がり、ヨーロッパ証券市場も上昇の流れに乗った。中国経済回復に対する期待が原材料価格も引き上げた。この日ニューヨーク取引所で西部テキサス中質油(WTI)は9%上がり45.38ドルを記録し、銅も5.6%上がった。
全人大が開幕した5日、本来期待を集めた大規模追加景気浮揚策は発表されなかったが、中国の9500億中国元財政赤字計画だけでも中国(1.04%),日本(1.95%),台湾(2.1%)等、この日大部分のアジア証券市場が二日連続上昇の勢いを維持した。しかしヨーロッパと米国証券市場は‘失望感’で下落開場した。
←全国人民代表大会が開かれている中国,北京の人民大会堂で5日参席者らが配布された資料を調べている。 北京/新華連合
‘中国が世界経済最後の砦’になるだろうという期待が完全に消えた訳ではない。中国政府の保護を受けた金融システムが米国・ヨーロッパよりはるかに安全な状況で、財政と外貨準備高(約2兆ドル)が硬いという長所が浮び上がっている。中国の製造業購買管理指数(PMI)が3ケ月連続上昇の勢いを見せ、中国政府の強力な政策執行能力に対する期待も高まった。
最近イ・ガン中国人民銀行副総裁は去る年末、景気回復の初めての信号が捉えられたとし中国が主要経済圏の中で一番最初に回復しそうだと話した。M.P.資産投資のナデル・ネイミー投資戦略家は<ブルームバーグ ニュース>に“中国当局はすでに回復の輪を前進させた”として“追加浮揚策が発表されなかったことに対し短期的失望感はあるだろうが中国の成長ストーリーに打撃を与えはしないだろう”と話した。
5日、温家宝総理は医療保険体制改革に8500億中国元(1240億ドル)を投資し、福祉予算を17.6%増やすなど‘経済政策の根本的変化’の青写真も提示した。過度な医療費負担で内需が萎縮する慢性病を治癒し、内需市場を拡充して社会不安解消と経済体質改善も成し遂げるという多目的布石だ。中国が今年8%成長を達成するならば、全世界総生産増加に対する中国の寄与度は昨年の30%から今年は40%まで上昇するという展望が出てくる。
こういう希望の糸口にもかかわらず、中国が瀕死状態に陥った世界経済の救援できるのかに対しては意見が交錯する。中国経済が急激に墜落し、むしろ世界経済に負担を与えるだろうという反論も侮れない。国内総生産(GDP)の40%を占める輸出が急減し、今年成長率が5%まで落ちるという悲観的展望も出ている。農民公社2千万人以上が働き口を失うなど失業問題が深刻化し社会不安の危険度が高まっている。物価が下落しデフレーションの兆候も伺える。
スチーブン ローチ モーガンスタンレーアジア会長は最近、中国の昨年4分期経済成長率は世界的沈滞の衝撃をきちんと考慮していないとし、中国経済が事実上‘ゼロ成長状態’と分析した。 パク・ミンヒ記者,北京/ユ・カンムン特派員minggu@hani.co.kr