原文入力:2011/09/16 13:35(1188字)
アン・ジェスン記者
'アラジン' 鍾路(チョンノ)中古書店 オープン
快適な売り場に絶版本も購入可能で消費者殺到
一日3千冊 驚異的販売…“バーゲン処理 悪用の余地”との指摘も
←オンライン図書販売業者のアラジンが去る11日 ソウル、鍾路2街に開店した中古書店1号店のアラジン鍾路店で人々が本を選んでいる。 リュ・ウジョン記者 wjryu@hani.co.kr
ソウル市内の中心地 鍾路2街に古本屋が登場した。それも遊興の象徴だった有名なナイトクラブのあったところだ。
インターネット書店アラジンは去る11日、鍾路2街の大通りに面したかつてのHナイトクラブ跡に古本屋“アラジン中古書店鍾路店”を開いた。オンライン書店が古本屋事業を通じて本格的にオフライン市場に進出したのだ。 アラジンの実験は特に、日本の代表的古本屋チェーン“ブックオフ”が2006年にソウル駅前に開いた売り場が去る1月、結局店を閉めたという点で成功如何に関心が集まっている。
ソ・オヒョン(40)店長は「最初の目標が一日3000冊を売るということだったが、オープンするやいなや目標値を超え、私たちも驚いた」として「やはり流動人口が多い鍾路ということを実感した」と語った。 既存の古本屋と違い、きれいなデザインで若者の好みに合わせたことも功を奏したようだとソ店長は付け加えた。 アラジンは鍾路店の販売推移を見守った上でソウルの新村(シンチョン)や弘大(ホンデ)前、または地方の釜山に2号店を開くことを検討中だ。
アラジンが古本屋をオープンしたのは、5年前から古本売買サービスを始め、古本に対する需要があるということを確認したためだ。韓国より古本の取り引きが活性化している日本では大型書店が大部分 新刊本と古本を一緒に売っており、売上の比重もやはり5対5であるほどに古本の取り引きが定着している。 アラジンの場合、古本販売比重はまだ8%台だが、毎年30%ずつ伸びており潜在力は充分と判断したわけだ。
本の流通寿命が短くなり1年経てば絶版になる本が大部分である状況で、古本屋の都心登場は読者にとってもうれしい便りだ。
だが、大型中古書店の登場は出版市場のわい曲を深化させる可能性もあるという憂慮も出ている。ハン・ギホ韓国出版マーケティング研究所長は「史上最悪の不景気で本が出版されても読者から注目されない現実の中で、出版社が不法流通やバーゲン処理に中古書店を悪用する余地がある」と指摘した。
クォン・ウンジュン記者 details@hani.co.kr
原文: https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/496442.html 訳A.K