本文に移動
全体  > 経済

ジョブズがいない時‘CEO予習’…仕事中毒者として知られる

登録:2011-08-26 09:55

原文入力:2011/08/26 09:25(1104字)
イ・ヒョンソプ記者


後任者 ティム・クックは誰?


←ティム・クック(50)


新しくアップルの最高経営者に選任されたティム・クック(50)は25日(現地時間)全職員にEメールを送り「世界で最も革新的な企業の最高経営者として奉仕できる驚くべき機会をつかむことになりうれしい」として「アップルは変わらないという点に確信を持って欲しい」と注文した。
スティーブ・ジョブズの後に続くことになったクックは‘準備された後継者’と呼ばれてきた。彼は2004年と2009年、そして今年スティーブ・ジョブズが病気で席を外した間 アップルを導きジョブズが手紙に書いた通り 事実上 最高経営者の役割をしてきた。

だが、彼のスタイルはジョブズと正反対だ。ジョブズが気まぐれで、時には部下職員に暴言を浴びせる‘独裁者’タイプだとすれば、彼は常に礼儀正しく行動し慎重に決定を下す穏やかな‘紳士’タイプだ。


彼はデューク大で経営学修士(MBA)を取得した後、コンピュータ会社であるコンパックで仕事をした。コンパックの部品会社の副社長を引き受けていた彼は、ジョブズが復帰してから間もない1998年にアップルへ席を移した。周辺の人は皆、当時将来が不透明だったアップルに移ることを引き止めたが、ジョブズに会い、たった5分間の対話の後にすぐに移ることを決めたエピソードは有名だ。


まだ独身の彼はすさまじい仕事中毒者としても知られている。数年前、カリフォルニアからシンガポールに向かう飛行機で18時間ずっと書類を検討した後にシャワーだけ浴びて12時間のマラソン会議をしたこともあると<ニューヨーク タイムズ>は伝えた。暇さえあればハイキングをしたり自転車に乗る運動マニアとしても知られている。


彼は3度の代行期間の間、常に良い成果を出し投資家を安心させた。特にサプライ チェーンの専門家であり組織運営の名手と呼ばれる。だが、彼がジョブズほどの洞察力とビジョンを持っているかは未知数だ。特にグーグルとマイクロソフトとのスマートフォン・タブレット戦争が激化している渦中であり、肩が一層重い。<ロイター>通信は「クックは彼がアップルへの移籍を決断した時のような鋭い直観力を続けて見せてくれるかを証明しなければならないだろう」と話した。


イ・ヒョンソプ記者 sublee@hani.co.kr


原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/america/493379.html 訳J.S