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江華島(カンファド)海兵隊で銃器乱射…将兵4人 死亡

登録:2011-07-05 10:07

原文入力:2011/07/04 22:25(1727字)
イ・スンヒョク記者

吉祥面(キルサンミョン)哨所で上等兵が小銃を撃ち、手榴弾を爆発させる
2名は負傷…軍、犯行動機 調査・現場鑑識 着手

←海兵隊銃器乱射事故で死亡した将兵の遺族が4日午後、京畿城南の国軍首都病院葬儀室へ嗚咽しながら入っている。 城南/ニューシス

海兵隊所属江華島海岸警戒部隊で兵士が銃器を乱射し将兵4人が亡くなり2名が負傷した。
海兵隊は4日 「午前11時50分頃、江華島南側海岸で警戒作戦を遂行していた海兵2師団所属部隊で銃器事故が起き副士官ら4人が亡くなり2名が負傷した」と明らかにした。

海兵隊による1次調査の結果、キム・某(19)上等兵は生活館(内務班)で夜・明け方勤務の後に就寝中の同僚部隊員らに銃器を発射した後、哨所付近の倉庫に移動し手榴弾を爆発させ自殺を図った。キム上等兵の銃撃を受けた将兵の内 3人は現場で死亡し、1人は近隣病院を経て京畿道、城南の国軍首都病院に運ばれ治療を受けたが亡くなった。負傷したクォン・ヒョク(20)二等兵は銃器発射時、キム上等兵の銃口をつかみ門の外に押し出しドアーを閉める過程で足を銃により負傷したが生命には支障ない状態だ。手榴弾の破片により負傷したキム上等兵も生命には支障がなく意識もある状態だと伝えられた。

←海兵隊 銃器乱射 4人死亡  海兵隊海岸警戒所銃器乱射事故で将兵4人が亡くなり2人が負傷した4日午後、仁川、江華郡、吉祥面の海兵隊2師団海岸哨所で救急車が待機する間、将校と憲兵捜査隊員が忙しく行き来している。 江華/リュ・ウジョン記者 wjryu@hani.co.kr

キム上等兵は当日は勤務者ではなく、就寝時間の午前10時頃 昼間勤務者交代の時、状況室から銃器と弾薬を窃取したと見られると軍当局は明らかにした。キム上等兵は昨年7月に入隊し、除隊までに9ヶ月を残した状況だった。国防部関係者は「キム上等兵は普段の軍生活に特別な問題はなかったという」と伝えた。

海兵隊は現場で即死した3人の遺体をはじめ現場を保存・鑑識した後、家族などの参観を経て遺体を京畿道、盆唐(プンダン)の国軍首都病院に移す予定だ。移送中の死亡者とクォン・ヒョク二等兵はすでに近隣病院を経て国軍首都病院に運ばれた状態だ。キム上等兵は金浦(キンポ)のウリ病院で応急処置を受けた後、国軍首都病院を経由し大田病院へ後送された。軍当局は「別途隔離し調査する予定」と説明した。 キム上等兵は移送中にもひどく暴れまわり鎮静剤の投与を受け、調査過程で陳述を拒否していると伝えられた。

事故直後に海兵隊はユ・ナクチュン海兵隊司令官を委員長とする事故対策委を設け、憲兵と監察要員を中心にした事故調査班を現場に投入した。事故調査班は部隊員全員を対象に普段の部隊運営と雰囲気、キム上等兵の日常の様子と犯行動機などを調査した。海軍本部所属の鑑識班も現場に投入された。海兵隊はこれと共に死亡者4人の合同葬儀室を国軍首都病院葬儀場に用意し、葬儀手続きと弔問方案などに関し遺族と論議中だ。

事故が起きた部隊は仁川市、江華郡、吉祥面、船頭4里にある哨所(少ない人員で構成され道路や海岸など戦略的要所を警戒する部隊)で、海兵2師団8連隊1大隊1中隊所属だ。部隊員は小隊長を含め30人程度と伝えられた。

軍部隊での銃器乱射事件は2005年6月19日、京畿道、漣川郡(ヨンチョングン)最前方GP内務班でキム・ドンミン(当時22)一等兵が手榴弾1発を投げK-1小銃44発を乱射し8人が亡くなり2人が負傷して以後 6年余りぶりだ。

◇死亡者=イ・スンフン(26)下士、イ・スンリョル(21)、パク・チヒョン(21)上等兵、クォン・スンヒョク(21)一等兵
◇負傷者=キム・某(19)上等兵、クォン・ヒョク(20)二等兵

イ・スンヒョク、仁川/キム・ヨンファン記者 hyuk@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/485824.html 訳J.S