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ロウソクのあかり 連行学生‘人権侵害’論難 拡散

登録:2011-06-16 14:45
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/482988.html

原文入力:2011/06/15 22:49(1407字)
ソンチェ・ギョンファ記者

女子学生にブラジャー脱がせた後、男性警察官が調査
被害学生たち "悪口・暴行に弁護士面会も阻み"
警察は "強圧調査 事実無根…合法的手続き" 反論

去る10日、半額授業料を要求し大統領府近隣へ奇襲デモを行い連行された大学生たちを警察が無理に調査したという韓国大学生連合(韓大連)の問題提起を巡り警察と韓大連が2日目の攻防を行った。

韓大連所属被害学生たちは15日午後5時、ソウル、太平路、清渓広場で記者会見を行い「去る10日、警察に連行された72人の学生たちに対し強圧的で反人権的な調査が行われた」として「特に広津警察署に収監されたある女子学生についてはブラジャーを脱がせ、再び付けない状態で男性警察官が調査を進行するなど、性的羞恥心を感じさせた」と主張した。被害女子学生キム・某氏は<ハンギョレ>との通話で「調査を受ける時、羞恥を感じただけでなくTシャツ一枚しか着ていない状態だったため留置場の中でもずっと緊張状態でいざるをえなかった」として「後になって私一人だけが下着を脱衣した事実を知り一層衝撃を受けた」と話した。

警察は去る14日、韓大連がホームページに警察の高圧的な捜査を告発する文を載せるや「事実無根」としながら釈明資料を出したのに続き、この日午後3時 ソウル地方警察庁で記者会見を行い韓大連側の主張に反論した。ホン・ヨンファ広津警察署長は記者会見で「(他の女子学生らと別に)該当女子学生がトイレでストッキングを脱ぎ留置場の床に座り込み泣くなど突出行動を見せたので安全のために婦人警官がブラジャーを自ら脱ぐようにし、これは合法的な手続きに従ったもの」と明らかにした。ホン署長は「担当チームに婦人警官が1人いたが、連行された女子学生が7人であったので全員を婦人警官が調査することはできなかった」とし「男性警察官から調査される過程で羞恥心を感じたと言うので同じ女性として謝罪申し上げる」と話した。だが、広津警察署に一緒に連行されたキム・ナムヨン(21・誠信女子大3)氏は清渓広場での記者会見で「被害学生その他にも警察がブラジャー脱衣を要求したが学生たちが反発するや警察が‘脱衣しなくても良い’と言った」と主張した。

この日の記者会見では鍾路・広津・松坡警察署などで高圧的な捜査や人権侵害にあったという学生たちの証言が相次いだ。松坡警察署に連行されたパク・ヒョンソ(24・梨花女子大4)氏は「携帯電話の押収捜索に対し抗議し、弁護士面会を要求したが拒否された」として「抗議の末に押収捜索令状に対する請求要旨を確認してみると松坡署に連行された学生9人の内、8人の令状に携帯電話の押収捜索請求理由が全く記されていなかった」と主張した。また、学生たちは「連行当時、ミランダ原則を告知しなかったし、一部警察署では令状を当事者に見せないままカバンや持ち物を押収捜索したケースがあった」とし「警察官が悪口を言ったり頭を手で打ち人権委への陳情を遮る行為もあった」と明らかにした。

ソンチェ・ギョンファ記者 khsong@hani.co.kr

原文: 訳J.S