本文に移動

金剛山‘船上ホテル’仁川港 移転推進

登録:2011-01-19 10:56

原文入力:2011-01-19午前08:35:24(802字)
北 凍結資産 解除‘先決課題’

キム・ヨンファン記者

金剛山観光の道が開かれて初の宿泊施設として使われた海金剛ホテル(写真)を仁川近海へ移転する方案が推進されている。
仁川市はソン・ヨンギル仁川市長とチャン・ギョンジャク現代峨山社長が去る17日午後に会い、海金剛ホテルの仁川移転問題を具体的に議論したと18日明らかにした。

仁川市は海金剛ホテルが持つ象徴性に注目し、仁川移転に精魂を込めている。市はこのホテルを平和を象徴する図書館に改造し、西海5島を巡回させる構想を検討中だ。天安艦事態と延坪島砲撃事件などで‘世界の火薬庫’に変わった緊張の西海を平和の海に変えるという意志が込められている。

船上観光ホテルである海金剛ホテルは6階規模の無動力船で客室158室とレストラン、セミナー室、免税店、ナイトクラブ(カラオケ)等を備えている。2008年7月の南側観光客襲撃事件以後、金剛山観光が禁止されホテル営業も同時に中断された状態だ。

このホテルは1998年11月、金剛山観光の道が開かれ、今は故人となったチョン・ジュヨン前現代グループ会長の指示でシンガポールから購入し2000年10月に金剛山地区で開業した。2003年に陸路観光が始まるまで海の道でのみ金剛山観光が可能だった時期には唯一の公式宿泊施設であり、南北離散家族対面場所としても何回も使われた。だが、南北関係が凍りつく中で北韓が昨年4月に海金剛ホテルを凍結資産として縛った。したがって今後、北韓と協議しなければならず、統一部・国土海洋部などとの議論も必要だ。

仁川/キム・ヨンファン記者 ywkim@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/area/459399.html 訳J.S