原文入力:2010-12-10午前09:27:53(1041字)
英国で8年間 居住…記憶喪失・過多睡眠症状 示す
キル・ユンヒョン記者
英国で8年間 居住した台湾人が、今年初め‘人間狂牛病’(変種クロイツフェルトヤコブ病・vCJD)と推定される症状で亡くなったと見られると台湾当局が明らかにした。
台湾疾病管理局は8日 「1978年から1986年まで8年間 英国に居住した36才の台湾人が去る5月に人間狂牛病と推定される症状で亡くなった」とし 「この男性が英国に居住した期間に狂牛病に感染したと推定され、台湾の疾病管理に威嚇となるものではない」と明らかにした。リンディン台湾疾病管理局副局長は「この男性の症状と磁気共鳴撮影装備(MRI)と脳電図(EEG)記録を見る時、私たちはこれが人間狂牛病である可能性が非常に高いと見る’」と明らかにした。
しかしシンガポール<Straits Times>は 「この男性の家族が病気の確診のための解剖検査と組織検査などを拒否しており、男性の死因が正確に人間狂牛病によったものであるかを切り分けるのは難しい展望」と報道した。
英国で狂牛病の牛が報告され始めたのは、この男性が英国を離れる前の1980年代中盤であり、人間狂牛病が初めて報告されたのはそれから10余年後の1996年だ。台湾疾病管理局は 「彼が2008年末から人間狂牛病の症状である記憶喪失、過多睡眠などの症状を示し、昨年3月に変種クロイツフェルトヤコブ病の事例として報告された」と明らかにした。
クロイツフェルトヤコブ病(CJD)は変形蛋白質であるプリオンが中枢神経に蓄積され脳を損傷させる一種の退行性脳疾患で、狂牛病牛肉とは関連がないが、この病気の変種である人間狂牛病は狂牛病にかかった牛肉を食べた時に発生すると知られている。
台湾は昨年末、米国産牛肉輸入に対する反対の声が大きくなると今年1月に過去10年間に狂牛病が発生した国からの牛肉危険部位輸入を禁止する法案を通過させた。2008年7月現在までに報告された人間狂牛病患者は210人で、この内、アジア人はサウジアラビアと日本人各々1人を合わせた2人だけだ。
キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr
原文: 訳J.S