原文入力:2009-02-03午後11:18:14
IMF ‘成長率-4%’ 展望
“財政早期執行 考慮していない”
金利 追加引き下げ余地など 反論
チョン・ナムグ記者
政府は今年の韓国経済成長率を-4.0%と提示した3日の国際通貨基金(IMF)の展望に困惑しつつ同意し難いという反応を見せた。
今年成長率がマイナスに落ちる可能性があることをすでに何回か表わしたことがあるが、国際通貨基金の展望ほど景気後退の谷が深くはないと政府側は期待している。
ホ・ギョンウク企画財政部1次官は「国際通貨基金は今年我が国の成長率を-4.0%中、輸出の成長寄与度を1.1%ポイントと見ている」として「昨年4分期の成長率が-5.6%であった時も、輸出の成長寄与度が1.9%ポイントに達したことを見ると、このような展望に同意しにくい」と話した。
今年内需部門が成長率を5.1%ポイント引き降ろすという展望についても‘行き過ぎた悲観’と政府は見ている。わが政府が財政を早期執行していることを十分に考慮できていないとのことだ。財政部が明らかにした1月単月の財政支出は25兆2千億ウォンであり、今年度全体予算の14.8%に達する。昨年1月執行した10兆4千億ウォンの倍を越え当初計画の19兆3千億ウォンよりも多い。
政府は昨年4分期に景気が急激に後退したことも追加急落を制限するものと展望する。ユク・ドンハン財政部経済政策局長は「昨年4分期成長率が前期対比-5.6%に達した」として「今後出てくる経済指標をもう少し見るべきだが、1分期にもう少し落ち2分期に底を打って、3分期と4分期は回復が急だと見る」と話した。外国為替危機の時も前期対比成長率が-7.8%と急激に落ちた次の分期には成長率が-0.8%に留まった経緯があるという説明も付け加える。
だが政府のこういう期待とは異なり、国内外景気予測機関らの成長率展望値は継続して低くなっている。このために‘成長率3%’という政府目標値とはますます格差が広がっている。したがって成長目標を下方設定するほかはない状況だ。だが財政部はこれから1,2ヶ月さらに指標を見る必要があるとし、経済展望修正を先送りしている。 政府では国際通貨基金の展望を急には認め難いまた別の事情がある。経済予測能力が俎上に上がって、直ちにマクロ経済政策を大きく修正しなければならない負担を抱え込まなければならないためだ。
政府は通貨政策と財政政策でもう少し攻撃的になれる余地があるとし、韓銀側に通貨をさらに解くことを願う期待感もそれとなく表わす。ホ・ギョンウク次官は「金利は韓国銀行が決める懸案だが、基準金利が現在年2.5%であることは引き下げる余地があるということ」としながら「財政支出拡大も必要ならば適切な時点で追加的な措置をする余地を持っている」と話した。チョン・ナムグ記者jeje@hani.co.kr