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米国で4.3兆円調達したSKハイニックス…ウォン高への「連鎖効果」に期待感

登録:2026-07-13 06:00 修正:2026-07-13 08:36
SKハイニックスのADR(米国預託証券)は10日の米国ナスダック上場初日、公募価格より13%急騰した168.49ドルの終値を記録した/ロイター・聯合ニュース

 SKハイニックスが米国預託証券(ADR)で調達した265億ドル(約4兆2800億円)が、ウォン高への連鎖効果をもたらすものとみられる。ソウル外国為替市場の1日の取引規模(約170億ドル)を上回るドル調達額が分散して流入すると見込まれる中、SKハイニックスはすでに3日から、この資金に関連する為替ヘッジのための先物為替売りに乗り出し、ウォンの値上がりの流れをけん引してきたと推定される。

 SKハイニックスが10日(現地時間)にニューヨークのナスダック市場でADRの発行・公募によって調達した資金は、14日にSKハイニックスに払い込まれる。この資金のほとんどは国内の半導体投資に充てられる計画であるため、ほぼ全額がウォンに両替される見通しだ。つまり、ソウル外国為替市場へのドル供給がそれだけ増えることになる。SKハイニックス側は「両替の規模や時期などはまだ確定していない」と述べた。

 外国為替アナリストらは、実際の両替が始まる時期を今月下旬から8〜9月にかけてと予想している。短期間にかなり大規模に売却される可能性も見込まれる中、約20〜30営業日の間に1日あたり10億ドル前後を流動的に分散して両替するのではないかという見通しも示されている。NH投資証券のクォン・アミン研究員は、「1日あたり約10億ドルずつ分割して為替取引を行う案が取り沙汰されているだけに、実際のドル供給効果は8〜9月まで続く可能性がある。最近のウォン相場の値上がりには、こうした期待感が反映された側面がある」と述べた。

 国際金融センターも12日、「ハイニックスは、大規模な為替取引に伴う外国為替市場への衝撃を避けるため、この代金を一定期間にわたり分散して流入させる(現物為替の分割売却)ものとみられる」とし、「すでに上場を控え、市場で一部の先物為替売却を行ってきたと推定される。この先物為替売却が、先週のウォン相場の値上がりに影響を与えた」と分析した。

 最近のドルに対するウォン相場を見ると、8日に30ウォン近く値上がりし、場中1498.1ウォンを記録し、約1カ月ぶりに1500ウォンを下回った。特に3日には1520ウォン台まで20ウォンほど急激に値上がりしたのは、為替当局によるスムージング・オペレーション(微調整)の売り注文に、SKハイニックス側の先物為替売(今後のウォンの値上がりを見込み、為替差損を軽減するためのヘッジポジションの構築)が加わった結果だと市場では推測している。ある外国為替ディーラーは、「特に3日の値上がり幅は、外国為替当局だけでは説明しがたい水準だ」とし、「最近、大規模なドル売り注文が頻繁に確認されているが、ハイニックスによるものと思われる」と推測した。

 市場では、ADR資金の両替に伴うウォン高を予想し、事前にドルを売却しようとする動きが市場で拡大しているところへ、SKハイニックスが大規模な先物為替の売り注文を出しているという情報が広まり、取引時間中にウォン相場が急激に値上がりする日が増えているとみられている。

 ADRを通じて流入するドルの規模は「通貨スワップ」に匹敵するという分析もある。2020年の新型コロナウイルス感染拡大当時、韓国銀行と米連邦準備制度理事会(FRB) は為替レートの安定化を図るため、600億ドルを上限とする通貨スワップを締結したが、これを通じて実際に国内に供給されたドルは198億7200万ドルだった。KB国民銀行のエコノミスト、イ・ミンヒョク氏は「ハイニックスのADRが外国為替市場に及ぼす波及効果はかなりのもの」だとし、「単にウォンの価値を押し上げる材料にとどまらず、これまで蓄積されてきたウォン安への期待を揺るがし、輸出企業の追随売りまで連鎖的に加われば、ウォン相場の値上がりの連鎖が形成され、加速する可能性もある」と述べた。

チョ・ゲワン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/finance/1267861.html韓国語原文入力:2026-07-12 20:16
訳H.J

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