韓国警察が、李在明(イ・ジェミョン)大統領に対する名誉毀損などの容疑で捜査を受けているモース・タン(韓国名:タン・ヒョンミョン)米リバティ大学教授に対し、出国停止を申請したことが分かった。タン教授が米国へ出国したことで中断されていた捜査が再開されてから5日目を迎えてのことだ。
ハンギョレの取材によると、ソウル警察庁サイバー捜査課(イ・ソンイル課長)は1日、虚偽事実の摘示による名誉毀損の容疑で、タン教授の出国停止を法務部に申請した。4日前の先月28日、米国に滞在していたタン教授が韓国に入国し、止まっていた捜査が再開された。出国停止とは、外国人に対する出国禁止措置を指す。
これに先立ち、タン教授は昨年6月、米国ワシントンで開かれた「国際選挙監視団」の記者会見で、「李大統領が青少年時代に凶悪事件に関わり、少年院に収監された」という趣旨の虚偽の発言をした疑いで告発され、警察の捜査対象となっていた。教授は同年7月に訪韓した際も、国内で同様の趣旨の発言を繰り返した疑いが持たれている。
タン教授は、6月3日の地方選挙の期日前投票日前日である先月28日、「韓米不正選挙共同調査団」の活動を行うとして韓国に入国し、「自由と革新」のファン・ギョアン代表と面会したり、京畿道選挙管理委員会を訪れたりするなど、活発な活動を続けている。一方、警察の出頭要請に対しては、不出頭理由書と捜査チーム忌避申請書を提出し、協力していない。ソウル警察庁のパク・ジョンボ庁長はこの日、「(入国当時、タン教授側に)出頭要請を行ったが、応じていない」とし、「手続きに従い必要な捜査を行う」と述べた。
タン教授は韓国系米国人で、第1次トランプ政権で国務省国際刑事司法大使を務めた。教授は一貫して、中国共産党が韓国の不正選挙に介入したといった陰謀論を主張してきた。