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ウォン・ドル相場、ドルが一時1500ウォン超え…金融危機以来17年ぶり

登録:2026-03-04 09:08 修正:2026-03-04 09:36
金の模型と米ドル紙幣。先月20日(現地時間)撮影/ロイター・聯合ニュース

 米国とイランの武力衝突の影響でドル高が進み、3日(現地時間)、ウォン・ドル相場は夜間取引で一時1ドル=1500ウォンを突破した。1ドルが1500ウォンを超えるのは、世界金融危機が起きた2009年3月以来17年ぶり。

 インベスティングドットコムと為替市場の集計によると、ドルはニューヨーク証券取引所の取引開始直後に上げ幅を急速に拡大し、韓国時間の4日0時5分ごろに1ドル=1500ウォンを超えた。その後も一時1ドル=1506ウォンにまで上がり、心理的な抵抗線を上回った。

 ドルはその後、1500ウォンを下回り、韓国時間午前2時ごろにはソウル外国為替市場の日中取引の終値(午後3時30分)に比べ19.6ウォン安の1ドル=1485.7ウォンで夜間取引を終えた。前日のソウル外国為替市場の日中取引終値は、前取引日に比べ26.4ウォン安の1ドル=1466.1ウォンだった。

 1ドルが1500ウォンを超えたのは、2009年3月以来。当時は世界金融危機の影響で、ドルは1600ウォンに迫った。昨年末と今年初めにも1480ウォン台までウォン安が進み、1500ウォン超えが迫ったが、為替当局の口頭介入と政策対応に阻まれている。

 今回のウォン安ドル高は、米国とイスラエルがイランへの軍事作戦を開始し、中東全域へ事態が拡大することが懸念される中、安全資産志向が高まったことが影響したとみられる。とりわけ、ホルムズ海峡が事実上封鎖されたことで国際原油価格が高騰する可能性が高まっていること、エネルギーを大きく輸入に依存する韓国経済への重い負担が予測されることが、ウォン安を助長したと分析される。

 イランへの攻撃開始以降、グローバルな安全資産とされるドルは2取引日連続で上昇。主要6通貨に対するドルの価値を表すインターコンチネンタル取引所(ICE)のドルインデックスは、米東部時間3日午前9時50分に99.33となり、前取引日に比べ0.96%上昇。ドル高の中で国際金価格も大幅な変動を示した。ニューヨーク商品取引所で4月引き渡し分の金の先物価格は1オンス当たり5089.4ドルで、前取引日に比べ4.2%下落。外国為替市場では、今後の中東情勢の展開、国際原油価格の動向、米連邦準備制度理事会の金融政策の方向性、外国為替当局の対応などが、為替レートの変動性を左右する重要な変数だと指摘されている。

ワシントン/キム・ウォンチョル特派員 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/america/1247533.html韓国語原文入力:2026-03-04 06:40
訳D.K

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