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WMO「2025年の地球の気温、1.44度上昇…史上2~3位」

登録:2026-01-15 10:09 修正:2026-01-17 07:51
ゲッティイメージバンク//ハンギョレ新聞社

 昨年の地球全体の平均気温は産業革命以前と比べ1.44度上昇し、直近3年間(2023~2025年)が史上最も暑い年の1~3位を記録した。これまでで最も暑かった年は2024年。

 世界気象機関(WMO)は14日、このような内容を含めた「地球気候現況報告書」を発表した。この報告書はWMOが1993年以来毎年作成しているもので、各国の気象と水門サービス機関、国連パートナー機関などの資料に基づき、温室効果ガス、気温、海洋貯熱量、海面上昇、氷河・海氷面積などの主な気候指標の変化と影響を分析する。

 今回の報告書によると、2025年の地球全体の気温は産業化(1850~1900年)以前より1.44度上昇したことが明らかになった。最も暑かった年としては史上2、3位に相当する記録だ。ヨーロッパ中期予報センター(ECMWF)コペルニクス気候変動サービス、米国海洋大気庁(NOAA)、米国航空宇宙局(NASA)、日本気象庁など全8所の国際データセットのうち、2所では観測開始以来176年間で2位、残りの6所では3位とされた。

 地球の気温はますます高まっている。2015~2025年は観測史上最も暑い11年間にあたり、特に2023~2025年のこの3年間は史上最も暑い年1~3位を記録した。3年間の地球の年平均気温の偏差(産業化以前に比べた気温上昇幅)は、2023年が1.45±0.12度、2024年が1.55±0.13度、2025年が1.44±0.13度。

 WMOのセレステ・サウロ事務局長は「2025年はラニーニャ現象が続いたが、大気中の温室効果ガスの蓄積により、地球規模で観測史上最も暖かい年の一つとなった」と述べた。ラニーニャとは、赤道付近の東太平洋の海面水温が平年より0.5度以上低い状態が5カ月以上続く現象で、地球の平均気温を下げる傾向がある。昨年ラニーニャが発生したにもかかわらず、人間が排出した温室効果ガスの影響で地球の気温が史上2、3位に相当するほど大きく上昇したということだ。

(上)8カ所の国際データセットによる地球の年平均気温の偏差(1850~1900年平均比)、(下)地球全体の水深2000メートル以内の海洋貯熱量の偏差(1981~2010年平均比)=気象庁提供//ハンギョレ新聞社

 昨年の海の温度も高かった。1958~2025年の歴代の記録を調べたところ、(昨年の)全球海洋の約33%は高温順で上位3位、約57%は上位5位以内に記録されるほど、海洋温暖化が広範囲に進行した。海洋温暖化の中心となる指標は、海がどれくらい大量の熱を蓄えているかを測る「海洋貯熱量(1平方センチメートルの領域の海水が持つ熱エネルギー量)」だが、昨年の海洋貯熱量は2024年より約23±8ゼタジュール(ZJ)増加した。これは2024年に全世界で生産された電力の200倍に相当する。昨年の地球全体の年平均海面水温も1981~2010年比で0.49度高く、史上3位を記録した。サウロ事務局長は「2025年の高い指標と海洋の温度は、猛暑、集中豪雨、強い熱帯低気圧といった極端な気象現象をさらに悪化させた。対応のための早期警報システムが重要だ」と強調した。

 一方、このような地球の気温上昇傾向は韓国でも同様にあらわれた。昨年の韓国の年平均気温は13.7度で、2024年に続き1973年の観測開始以来2番目に高かった。韓国でもここ3年間が史上最も暑い1~3位を記録した。年平均気温の歴代1位は2024年(14.5度)、2位は2025年(13.7度)、3位は2023年(13.7度)。昨年の韓国周辺海域の年平均海面水温は17.7度で、ここ10年間(2016~2025年)で2番目に高かった。1位は2024年(18.6度)だった。

キム・ギュナム記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/society/environment/1239802.html韓国語原文入力:2026-01-14 23:11
訳C.M

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