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戴兵中国大使のXより//ハンギョレ新聞社

　李在明（イ・ジェミョン）大統領が先日の国務会議で反中デモに批判的な見解を述べたことに対し、駐韓中国大使が歓迎の立場を表明した。

　戴兵駐韓中国大使は14日、ソーシャルメディアのXで「先日、韓国側が国務会議を開き、外国人に対する差別と暴力が再発しないよう積極的な措置を取ることを強調する中で、中国に関係するデモの問題が言及されたことに注目した」と述べつつ、「韓国の高位層が重視し、措置を取ることに対して、高く評価する」と表明した。戴大使はさらに、「現在、国際情勢は混乱が絡み合っており、中韓の友好協力の強化は双方の利益に合致するだけでなく、両国国民の共同の願いでもある」として、「少数の勢力が政治的なうそをでっち上げて中国に泥を塗っていることに対して、中韓両国のすべての国民が善悪を明確に区別できると信じる」と述べた。また「このような問題が早く解決され、中韓関係がよりいっそう発展することを願う」と強調した。

　李大統領は12日の国務会議で、「移住労働者や外国人、社会的弱者に対する不当な差別や人権侵害が再発しないよう、必要な措置を徹底して取り、必要なら制度的補完策も整備してほしい」としつつ、「先日、大林洞（テリムドン）や中国の外交公館の前で表現の自由を逸脱する罵詈雑言と暴力が乱舞するヘイトデモが起きた。多様性と包容性を重視する民主主義の模範国家だという大韓民国の格に決してふさわしくない姿」だと述べた。

　駐韓中国大使館は最近、公館付近で「中国による韓国の選挙への介入説」などを主張する人々が反中・嫌中デモを続けていることに対して、韓国政府に協力を要請するなど、解決策を講じている。