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「尹大統領夫人、パク・チャヌク監督に『私を主人公に映画を撮ってはどうか』と提案」

登録:2025-01-11 08:43 修正:2025-01-11 09:06
キム・ゴンヒ女史が2022年6月12日午後、ソウル龍山の大統領室庁舎の芝生広場で行われた映画関係者を招いての晩さん会で、韓国俳優として初めてカンヌ国際映画祭で主演男優賞を受賞した俳優のソン・ガンホさん、監督賞を受賞したパク・チャヌクさんと言葉を交わしている/聯合ニュース

 ポッドキャスト「メブルショー」で、尹錫悦大統領夫人のキム・ゴンヒ女史がパク・チャヌク監督に自身を主人公とする作品を提案していたことが語られた。

 公開中の映画「ハルビン」のウ・ミンホ監督が10日の同番組にゲスト出演し、映画について語っている中で、このようなエピソードが飛び出した。同番組で出演者たちは、「インサイダーズ/内部者たち」、「南山の部長たち」など現代史を素材に現実批判的なテーマを扱ってきたウ・ミンホ監督に、近ごろの政治状況を映画にする考えはないかを尋ねた。ウ監督が「他の人がやると思う。俳優がどうするかによって(作品のカラーは)変わると思う」と答えると、司会者のチェ・ウク氏は「映画の主人公の視点をチェ・ウクにしたらどうか」と返した。

 これに対してウ・ミンホ監督が「危険な発言だ。普通『私を主人公にしてはどうか』と言うキャラクターは問題を起こすことがある」とし、「そんなふうに聞いた話があって…」と言いよどんだ。これを聞いて、ゲストのユーチューバーが「公館にいらっしゃる女性(キム・ゴンヒ女史)が、自分を主人公に作品を作ってみてはどうかと言ったことがある」と言うと、評論家のチョン・チャニル氏が「それも大統領室を訪ねてきたパク・チャヌク監督にそんなことを言った。俳優のソン・ガンホにも頼んだそうだ」と続けた。

 もう一人のゲストの映画ユーチューバーは「映画界ではよく知られた話だ」と付け加えた。これに対してウ・ミンホ監督は「それで危険だと言ったのだ」と語った。

 パク・チャヌク監督と俳優のソン・ガンホさんは、2022年6月12日に龍山(ヨンサン)の大統領室の前庭で開催された晩さん会に出席した。その日大統領室は、フランスで5月に開催された第75回カンヌ映画祭の受賞者と映画界の関係者を招いた。パク・チャヌク監督は同年のカンヌ映画祭で、「別れる決心」で監督賞を、ソン・ガンホさんは「ベイビー・ブローカー」で主演男優賞を受賞している。

 安重根(アン・ジュングン)義士のハルビン義挙を描いた映画「ハルビン」は先月24日に公開され、観客動員400万人突破を目前にしている。

10日のポッドキャスト「メブルショー」にゲスト出演した映画「ハルビン」のウ・ミンホ監督=同番組より//ハンギョレ新聞社
キム・ウンヒョン先任記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/culture/culture_general/1177376.html韓国語原文入力:2025-01-10 19:25
訳D.K

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