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心停止した韓国の大学生、隣接の大学病院に行けず重体…「医療スタッフの余力なし」

登録:2024-09-06 08:46 修正:2024-09-06 09:05
4日、カン・ギジョン市長ら光州広域市の関係者たちが秋夕連休を前に朝鮮大学病院の圏域救急医療センターを訪れ、非常診療システムを点検している=光州市提供//ハンギョレ新聞社

 韓国の大学で倒れた学生が、隣接の同大学病院の救急室に余力がなかったため別の大学病院の救急室に運ばれたものの、意識不明の状態に陥っている。

 5日午前7時30分ごろ、光州市東区(クァンジュシ・トング)の朝鮮大学体育学部の前で、同校の学生Aさん(19、女生)が倒れているとの通報が119に寄せられた。Aさんは通報時、酒びんの置かれたベンチに倒れており、清掃員によって発見されたという。

 出動した119救助隊は、Aさんのいる場所から100メートルの距離の朝鮮大学病院の救急室に搬送しようとしたが、朝鮮大学病院の救急室は電話を取らなかったという。救助隊は朝鮮大学病院の救急室が2度の電話に出なかったため、近くの全南大学病院の救急室に連絡してAさんを搬送した。

 朝鮮大学病院の救急室と全南大学病院の救急室は、直線距離で500メートル離れている。朝鮮大学病院の救急室は7人の教授が2人一組で3交代で維持しており、当時、別の患者の処置にあたっていたという。

 朝鮮大学病院の救急室は「医療スタッフの余力がなく、収容できなかった」と釈明した。

 心停止状態で搬送されたAさんは、現在も意識が回復していない。

 警察は、Aさんは前日に大学のサークルの農村ボランティア活動に参加後、遅くまで他の学生たちと飲酒し、飲みすぎたとみて、犯罪の疑われる点はないとしている。

キム・ヨンヒ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/honam/1157163.html韓国語原文入力:2024-09-05 15:46
訳D.K

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