原文入力:2010-05-27午後10:19:26(889字)
iPhone・iPad 熱風に力づけられ IT業界 1位獲得
キム・スンベ記者
iPod、iPhone、iPad…
相次ぐ革新的電子製品で突風を起こしたアップルが26日、米国、ニューヨーク証券市場でマイクロソフトを抜き、情報通信(IT)業界 時価総額基準 1位を記録した。アップルの時価総額はこの日、約2220億ドルを記録し約2190億ドルのマイクロソフトを上回った。米国全体企業の中ではエネルギー企業エクソンモビル(2786億ドル)に続き2位だ。
アップルは1989年以後、21年ぶりにマイクロソフトを上回ることに成功した。アップルは一時‘旬が過ぎた企業’と見なされもした。1997年には不渡り危機に瀕し、マイクロソフトから1億5000万ドルの投資を受けもした。
だが、アップルはiPodやiPhoneなど 洗練されたデザインの革新的製品を前面に出し巨大消費財電子製品企業として名誉を回復した。アップルの一株当り株式価値は去る10年間に10倍以上急騰し、アップルの収益は去る3年間に3倍に増えた。
26日も市場不安の中でマイクロソフトの株価は株当り25.01ドルで前日より4%も落ちたが、アップルの株価は株当り244.11ドルで前日より0.45%の下落に止まった。
<ファイナンシャル タイムズ>はアップルを率いるスティーブ・ジョブスがビル・ゲイツ マイクロソフト創業者との長期にわたる競争の末に勝利したとし、「預言者と見なされるジョブスが立派な事業家という事実も立証した」という評価を26日伝えた。<ウォールストリート ジャーナル>はマイクロソフトが反独占規制を受けたように、今後、反独占監視当局がアップルをさらに注意深く見守るだろうと見通した。
キム・スンベ記者 marcos@hani.co.kr
原文: 訳J.S