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ソウル、「創業しやすい都市」9位…過去最高順位

登録:2024-06-10 21:56 修正:2024-06-11 07:20
バイオ・医療分野の新生企業の海外進出を支援するソウルバイオハブグローバルセンターが4月25日、ソウル市東大門区のソウルバイオハブ内に設けられた=ソウル市提供//ハンギョレ新聞社

 ソウル市が世界300都市の中で「創業しやすい都市9位」に選ばれた。2017年にソウル市が調査対象に含まれて以来、過去最高順位となった。

 世界の創業エコシステムを研究する米国の民間の評価機関「スタートアップゲノム」は、このような結果を盛り込んだ「グローバル・スタートアップ・エコシステムレポート」を英国のロンドンで10日(現地時間)に発表した。全世界100カ国300都市を2021年7月から2023年12月まで調査した結果だ。

 ソウルのグローバル・スタートアップ・エコシステムは、2021年の16位、2022年の10位、2023年の12位に続き、今年は9位と評価された。ソウルのスタートアップ・エコシステムの価値は2021年の54兆ウォン(約6兆円)に比べて5倍以上増加した308兆ウォン(約35兆円)に達すると評価された。今年の1位は米シリコンバレー、2位は米ニューヨーク、英国ロンドン、4位は米ロサンゼルス、イスラエルのテルアビブの順だった。グローバル10位圏内のアジアの都市はシンガポール(7位)、北京(8位)、ソウル(9位)、東京(10位)の4都市が選定された。

 レポートによると、ソウルは5つの評価項目のうち資金調達(10点)、資金回収企業数などを評価するエコシステム活動性(9点)、創意経験および人材育成(9点)、研究成果と特許を評価する知識蓄積(9点)の4項目で高い評価を受けた。ソウル市は「10点満点を取った資金調達項目はアジア1位、グローバル5位で、最高水準の競争力を認められた」と述べた。

 世界の先導企業数や国内市場の規模などを評価する市場進出項目は、2023年の1点から今年は7点へと大幅に上昇した。「スタートアップゲノム」が集計したソウルのユニコーン企業数は昨年の17社から今年は20社に増え、資金回収に成功した企業は昨年の132件から今年は208件に増えた点が反映された。

 ソウル市のイ・ヘウ経済政策室長は「2030年までにグローバルTOP5創業都市への跳躍を目標に、世界に注目されるユニコーン企業50社が誕生するスタートアップ・エコシステムを造成していく」と話した。

キ・ミンド記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/area/capital/1144271.html韓国語原文入力:2024-06-10 19:50
訳J.S

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