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韓日防衛相会談、4年ぶりに開かれる見通し…哨戒機めぐる軋轢の行方は

登録:2023-05-09 06:25 修正:2023-05-09 07:51
日本の海上自衛隊の哨戒機P-1=ウィキペディアより//ハンギョレ新聞社

 韓国と日本が両国首脳会談の後続措置を話し合うため、防衛相会談を進めている。韓国軍関係者は8日、「来月2~4日にシンガポールで開かれるアジア安全保障会議(シャングリラ・ダイアローグ)期間中に韓日防衛相会談が開かれる可能性がある」と述べた。両国の防衛相会談が実現すれば、2019年11月以来約4年ぶりとなる。

 尹錫悦(ユン・ソクヨル)大統領は同日午前、首席秘書官会議を主宰し「韓日首脳会談で議論された安保、産業、科学技術、文化、未来世代の交流などと関連し、徹底した後続措置を講じてほしい」と参謀たちに指示した。

 韓国と日本の防衛相が会談を行った場合、「哨戒機をめぐる軋轢」が主に取り上げられるものとみられる。哨戒機問題は、2018年12月、日本の哨戒機の低空飛行に韓国海軍が対応する過程で生じた軋轢を指す。国防部のチョン・ハギュ報道官は同日の定例ブリーフィングで、哨戒機問題に関する質問に「国防部の従来の立場には変わりがない。今回の首脳会談を通じて両国間の信頼関係を強化していくことで合意しただけに、対話を通じて望ましい解決策を模索できると思う」と答えた。

 2018年12月20日、東海(トンヘ)で遭難した北朝鮮漁船を救助していた韓国海軍の駆逐艦「広開土大王」に日本の海上自衛隊の哨戒機「P-1」が接近した。当時、韓国は日本の哨戒機が「広開土大王」艦に対し近接威嚇飛行を行ったと主張した一方、日本は正常な飛行だと反論した。日本は「広開土大王」艦が艦砲とミサイルの照準を支援する火器管制レーダーを照射したと主張した。これに対して韓国は、レーダーを照射していないことを何度も確認したにもかかわらず、日本が事実確認もなく一方的に発表したと反論した。

 シャングリラ・ダイアローグには米国や中国、日本などの国防長官が参加する予定であるため、国防部は同期間に韓日だけでなく韓米、韓米日、韓中防衛相会談も調整中だという。

クォン・ヒョクチョル記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/politics/defense/1090922.html韓国語原文入力:2023-05-09 02:40
訳H.J

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