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自動車業界 Xファイル‘急発進’水面上に

登録:2010-02-12 15:12
https://www.hani.co.kr/arti/economy/car/404317.html

原文入力:2010-02-12午前09:27:00(1030字)
急加速 異常事故 報告 相次ぐ
自動車社 ‘操作失敗’覆い隠しに忙しく

イ・ヒョンソプ記者

トヨタ自動車の大量リコール事態を招いた根本的原因が加速ペダルの欠陥から電子制御装置の問題に広がり‘急発進’事故の原因を糾明する契機になるかが注目される。トヨタ車両の急加速問題が単純に加速ペダルの構造的問題から始まった訳ではないという話が継続的に出ているためだ。トヨタ問題を調査中の米国下院エネルギー通産委員会のヘンリー ワックスマン委員長は<ロサンゼルス タイムズ>とのインタビューで「トヨタが2度のリコールを発表したが(未だ)急発進の原因をきちんと把握できずにいる」という疑惑を提起した。

事実、急発進問題はトヨタばかりでなく全ての車両で起きている現象だ。だが原因がきちんと分析されたことは一度もない。ただし急発進問題が車両に自動変速機が採用され始めて出てきた現象なので、自動変速機が異常現象を起こし発生したと見る見解が多い。

問題は急発進が理論的には起きる可能性がきわめて低く、再現も不可能な事件だという点だ。自動車会社らは大部分ここを頼みとして急発進主張を一蹴している。大部分が運転者の操作ミスによるというものだ。自動車企業らはブレーキを踏んでこそギアを駐車位置(P)に変速できる‘シフトロック’や階段式変速ギア装置を導入するなど、運転者の‘ミス’を減らすために様々な装置を導入した。

だが最近インターネット上で話題になった‘ジェネシス クーペ急発進動画’に出てきたように、ギア中立状態でも回転数(RPM)が噴き上がるなど理論的に説明が難しいケースもたびたび起きる。多くの自動車専門家たちは電磁波などの影響で車両駆動を制御する電子装置が異常現象を示し急発進が発生することと推察している。キム・ピルス大林大教授(自動車工学)は「事実、トヨタが運が悪くかかったという話が出てくるほど、急発進問題はすべての自動車社の共通の問題」として「自動車の電子化が進むほど急発進の危険性は高まらざるを得ないので、今回の事態を契機に急発進に対する綿密な調査と検討がなされなければならない」と話した。

イ・ヒョンソプ記者sublee@hani.co.kr

原文: 訳J.S