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世界各地でマスク着用が義務化

登録:2020-08-20 07:11 修正:2020-08-20 07:28
フランス警察の機動隊が18日(現地時間)、マルセイユ地域で銃を持ったまま市民にマスク着用を勧めている。新型コロナの拡散でパリなどでは指定の場所でマスクをつけずに摘発されると、罰金135ユーロ(約1万7000円)を支払わなければならない=マルセイユ/AP・聯合ニュース

 一時は下火になっていた新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が再び広がっているのを受け、世界各地でマスク着用を義務化する国が増えている。室内はもちろん野外でのマスク着用の義務化を拡大する一方、マスクをつけない場合は罰金を科すのは基本で、再犯の摘発の場合、加重処罰をしたり、懲役刑まで用いて処罰している。

 バカンスシーズンを迎え、COVID-19感染者が増えると、フランスのパリ市は10日(現地時間)からセーヌ川や市場など人々が集まる場所の100カ所を指定し、野外でもマスクをつけるようにした。公共交通だけでマスク着用を義務化していたが、先月20日にスーパーや銀行などに対象地域を拡大したのに続き、野外にまで対象を拡大したのだ。指定の場所でマスクをつけずに摘発されると、罰金135ユーロ(約1万7000円)を払わなければならない。パリ市のこのような決定以後、ニースやラヴァル、ラ・ロシェルなど他の都市でも同様の内容の行政命令が出された。

 フランスだけでなく香港(5000香港ドル、約6万8000円)、オランダ(アムステルダムで最大95ユーロ、約1万2000円)、イタリア(最大1000ユーロ、約12万5000円)も、最近は室内だけではなく野外でもマスク着用を義務化している。韓国の通貨に換算すると、罰金だけで140万ウォン(約12万5000円)に達する場合もあるのだ。

 ドイツでは室内の公共の場所でマスクをつけない場合、最大150ユーロ(約1万9000円)を払うことにしている。特に商店の職員がマスクを着用しない場合、最大5000ユーロ(約63万円)の罰金を払わなければならない。イギリスでは先月24日から商店やスーパーなどでマスクをつけない場合、100ポンド(約1万3000円)の罰金を賦課している。

 常習的にマスクをつけない人には加重処罰が下される国もある。シンガポールでは4月から最初の摘発時に300シンガポールドル(約2万3000円)、2回目に捕まると3倍を超える1000シンガポールドル(約7万7000円)を払わなければならない。ベトナムでは、マスク未着用時だけでなく、むやみにマスクを捨てても、罰金を払わなければならない。

 アフリカでCOVID-19患者が最も多い南アフリカ共和国は、先月15日から公共の場所でマスクをつけない場合は最高で懲役6カ月の実刑を科すなど、強度の高い対策を施行している。さらに、マスクのためにトイレ掃除をしなければならない国もある。インドネシアの首都ジャカルタでは、マスクを着けない場合、“罰則チョッキ”を着て公衆トイレの掃除をしなければならない。一種の“見せしめ”だ。

キム・ソヨン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/958484.html韓国語原文入力:2020-08-20 02:43
訳M.S

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