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‘連続殺人犯’チョン・ナムギュ 拘置所で自殺

登録:2009-11-23 11:02
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/389140.html

原文入力:2009-11-22午後08:47:48
死刑執行世論に不安感じた模様
12月‘違憲審判’宣告可能性

キム・ナムイル記者

ソウル西南部地域などで女性と老弱者など13人を殺害し死刑が確定したチョン・ナムギュ(40)氏が去る21日午前6時35分頃、収監中の京畿儀旺,ソウル拘置所独房で首を括っているのを刑務官が発見し、病院に運ばれたが翌日明け方2時35分頃に死亡した。

法務部はチョン氏が独房内に設置されたテレビ置き台で首を吊り、死因は低酸素症による脳損傷などと明らかにした。遺書は発見されなかったが彼が書いたノートには「現在、死刑を廃止するつもりはないという。この頃、死刑制度問題が再び…空しく去来する人生は雲のようなもの」という言葉が記されていたと法務部は説明した。法務部は最近‘ナヨンちゃん(仮名)事件’等で、死刑執行世論が再び大きくなり不安感に耐えられなくなったチョン氏が自ら命を絶ったものと推定している。

チョン氏は2004年1月から計24件の殺人・強盗を犯し、13人を殺し20人を負傷させた。2006年4月に逮捕されるまで‘ソウル版殺人の追憶’と呼ばれ、地域住民たちを恐怖に震えさせたチョン氏は、翌年4月大法院で死刑が確定した。チョン氏は裁判過程で「死ぬことは恐ろしいが、多くの人を殺したので死刑宣告を受けなければなければならないと考える」と話すこともした。矯正当局はチョン氏事件が発生した後、全国の拘置所に収監された死刑囚59人など‘要注意対象者’に対して集中管理・監督に入った。

一方去る6月、死刑制度違憲審判と関連して公開弁論を開いた憲法裁判所は来る12月定期宣告日に決定宣告をする可能性が高いと知らされた。憲法裁判所内部では死刑制度でなく‘仮釈放のない絶対的終身刑制’等を巡り激しい議論が起きていると伝えられた。

キム・ナムイル記者namfic@hani.co.kr

原文: 訳J.S