日本の岩谷毅防衛相がチョン・ギョンドゥ国防部長官に、海上自衛隊の旭日旗掲揚をめぐる問題について、2日連続で抗議した。
岩谷防衛相は20日、シンガポールで開かれた韓日防衛相会談の冒頭発言で、「(旭日旗の掲揚問題で海上自衛隊の艦艇が済州の観艦式への)参加を取りやめざるを得なかったことについては、非常に残念に思う」と抗議した。日本政府は、自衛隊の艦艇での旭日旗の掲揚を自制するよう求めた韓国側の要請に反発し、今月11日に開かれた済州国際観艦式の海上査閲式に海上自衛隊の艦艇を派遣しなかった。当時、韓国政府は、観艦式に参加する国々に「自国旗と太極旗以外は掲揚しないように」と要請しており、これは日本が侵略戦争で軍旗として使った旭日旗を狙った措置だった。
日本は済州での観艦式の際、他の参加国も国旗のほか軍艦旗を掲揚した事実にも不満を示した。李舜臣(イ・スンシン)将軍をはじめ、朝鮮時代の三道水軍統制使が使用した大将旗の「帥字旗」が観艦式で韓国海軍艦艇に掲揚されたことについて、特に大きな不満を示した。岩谷防衛相は「韓国自身が(国旗以外の旗を掲揚しないでほしいという)要請に反する旗を掲げたことは『極めて残念』だと強く言わざるを得ない」と述べた。
これに先立ち、岩屋防衛相は19日に開かれた韓日米防衛省会議でも、旭日旗の掲揚問題についてチョン長官に「遺憾」と抗議したと、共同通信が報じた。