江原道は軍と協議して10月1日から14日まで717観測所(OP)、別名「金剛山(クムガンサン)展望台」を一次的に一般開放すると30日明らかにした。今回の措置は、南北首脳の平壌共同宣言により江原道が境界地域の5つの郡と共に用意した「平和地域ツアー週間」の一環だ。717観測所は、高城(コソン)の統一展望台より2キロメートル北側にあり、「天女と木こり」伝説がある鑑湖(カムホ)と金剛山の端の九仙峰(クソンボン)、海金剛(ヘグムガン)などを見渡せる。1992年に新築された後、しばらく一般に開放されたが1994年以後一般人の出入りが禁止され、軍事施設としてのみ使われてきた。
金剛山展望台訪問のためには、まず統一展望台(033-682-0088)に予約可能日を確認した後、訪問日と時間を選択しファックス(033-682-0899)を送れば良い。訪問可能人員は1回80人、1日160人で先着順で決められる。出入申請日の一日前の正午までの受け付けで、訪問時には身分証を持参しなければならない。車両は統一展望台出入申告所に置き、シャトルバスで移動しなければならない。
チョン・イルソプ江原道庁観光マーケティング課長は「朝鮮半島に平和ムードが醸成され、平和地域(境界地域)に対する関心が大きく膨らんでいる。金剛山展望台のある高城だけでなく、鉄原(チョルウォン)、華川(ファチョン)、楊口(ヤング)、麟蹄(インジェ)などの境界隣接地域で多様な行事が開かれる」と話した。