カヌー南北単一チームの関係者らが記者会見を通じて、体育部門における米国と国連の制裁の緩和を求めた。
北朝鮮カヌー協会のキム・グァンチョル書記長は27日、インドネシア・パレンバンのジャカバリン・スポーツシティ漕艇・カヌーレガッタコースで開かれた南北カヌー単一チームの記者会見で、「私が言いたいことは、平和と親善を望む世界人民の志向とは異なり、まだ米国と国連が制裁を強化しているということだ」としたうえで、「一日も早くわが国の体育部門に対する制裁を終わらせてほしい」と述べた。キム・グァンチョル書記長は単一チームの団長とドラゴンボート女子単一チームの北側監督も兼任している。
キム・ヨンビン大韓カヌー連盟会長はこれに先立ち、「南北交流を進めてみると、基本的な物品交流やちょっとした装備を揃えることも制限されている」とし、「スポーツ交流に関しては、同じ服を着て、同じ装備を使うだけでも(制裁が)緩和され、互いが同じ服と同じ装備を使えるようにしてほしい」と述べた。
カヌー単一チームは9月、米ジョージア州ラニア湖で開かれるドラゴンボート世界選手権への出場も推進している。南北カヌー連盟の関係者が合意しており、国際カヌー連盟(ICF)の同意も取りつけた状態だと、大韓カヌー連盟の関係者は明らかにした。しかし、米国の対北朝鮮制裁により、北朝鮮選手に対する入国ビザ発給の可否が足かせになっている。