原文入力:2009-08-23午後05:48:41
ソウル広場 追慕祭に立ち寄り挨拶
“国民があふれる愛をもらって”
←故金大中前大統領の国葬永訣式が挙行された23日午後、市庁前ソウル広場でイ・ヒホ氏が国民と焼香所運営者などに感謝の挨拶の言葉をしている。 聯合ニュース
故金大中前大統領の未亡人イ・ヒホ女史は告別式が開かれた23日、一貫して沈痛な表情の中でも国民に夫の遺志を伝達する時だけは気力に満ち溢れていた。
金前大統領の85年の人生のパートナーであり、民主主義完成と南北和解に向けた政治人生で最も近い同志であったイ女史は告別式の間中、顔を上げることができなかった。
この日午後2時から国会葬儀室前で始まった告別式でイ・ミョンバク大統領の隣の席に座ったイ女史は頭を下げたまま涙を流していた。
金前大統領が入院した先月13日から延世大セブランス病院で病看護のために休めず、逝去日の18日から6日間の国葬期間にも遺族代表として席を守ったイ女史はほとんど脱力状態に見えた。
金前大統領の運柩行列が汝矣島民主党本部事務所に到着しチョン・セギュン民主党代表と挨拶を交わす時も周辺の助けを受けなければならなかった。
霊柩車のすぐ後に従う黒い乗用車に身をのせてソウル広場に到着し、やはり助けを受けて特別に用意された席に上がった時、イ女史の顔は涙で汚れていたし表情は悲痛そのものだった。
だが、国民に感謝の言葉と自身が一生愛し尊敬した夫の遺志を伝える時は違った。
イ女史は「敬愛する国民の皆様どうもありがとうございます。私の夫が病院に入院した時と国葬期間に皆さまがあふれる愛を下さったことに対し心より感謝申し上げます」として、しっかりと対国民メッセージを続けた。
←故金大中前大統領の国葬告別式が挙行された23日午後、イ・ヒホ氏がチョン・セギュン民主党代表などの助けを受けソウル広場に集まった市民たちに感謝の挨拶の言葉を伝えるために移動している。 聯合ニュース続けて「私の夫は一生を通じて民主主義を守るために血の出る苦痛を味わいました。多くの誤解を受けながらもひたすら人権と南北の和解,協力のために努力してきました。権力の懐柔と圧力もありましたが一度も屈したことはありません」として、そばで付き添った故人の政治経歴を回想した。
最後に「私が願うことは夫が生涯追求してきた和解と容赦の精神,平和と苦しい隣人を愛する行動の良心で生きていくことを切に望みます。これが夫の遺志です」と頼む時は声を高め、涙にくぐもることもなかった。
←私たちの国の政治史で最高の演説家であり能弁家であった夫の遺志を伝える時、残った力を振り絞ったイイ女史はしかし銅雀洞国立顕忠園で進行された安葬式では悲しみを抑えがたく再びハンカチで流れる涙をしきりに拭った。 (聯合ニュース)
国民の皆様に差し上げるイ・ヒホ氏感謝挨拶全文
敬愛する国民の皆様どうもありがとうございます。私の夫が病院に入院した時と国葬期間の時、皆さまがあふれる愛をくださったことに対して心より感謝申し上げます。私の夫は一生を通じて民主主義を守るために血の出る苦痛を味わいました。多くの誤解を受けながらも、ひたすら人権と南北の和解協力のために努力してきました。その過程で権力に懐柔と圧力もありましたが一度も屈したことがありません。私の願いは夫が一生追求してきた和解と容赦の精神そして平和を愛し苦しい隣人を愛する行動する良心として生きていくことを切に望みます。これが夫の遺志です。
どうもありがとうございます。
原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/372611.html 訳J.S