本文に移動

簡潔になった集会、幅広くなった要求…8回目の週末ろうそく集会

登録:2016-12-15 23:50 修正:2016-12-16 06:35
市民たちが10日夕方、朴槿恵退陣、南北関係の回復、韓日軍事保護協定反対を求める内容のろうそく文字を作り大統領府に向け行進している= 写真・共同取材団//ハンギョレ新聞社

 17日、ソウル光化門(クァンファムン)広場一帯で8回目の週末ろうそく集会が開かれる。朴槿恵(パク・クネ)大統領弾劾訴追案議決後二度目に開かれるこの日の集会で「朴槿恵政権退陣非常国民行動」(退陣行動)は、朴大統領の即刻退陣だけでなく、大統領権限代行の黄教安(ファン・ギョアン)首相の辞任、憲法裁判所の迅速な弾劾審判の審理などを本格的に要求する予定だ。「朴槿恵退陣運動シーズン2」が始まることになる。

 退陣行動は15日、ソウル貞洞(チョンドン)の民主労総の大会議室で記者会見を開き、「朴槿恵職務停止後の代行体制は朴槿恵2期となってはならない」とし、「朴槿恵の即時退陣と早期大統領選挙が行われるまでの期間を最小化しなければならない。このような基調を込めて17日の集会を『朴槿恵即刻退陣、共犯処罰・弊害清算の日』と決めた」と明らかにした。寒天を考慮し公式の集会時間は短縮される。午後4時「退陣コンサート・退いてショー」を皮切りに、5時から1時間30分本集会が開かれる。6時30分からは鍾路・西大門方向など計11のコースに分かれて行進し、紫霞門路(ジャハムンロ)、孝子路(ヒョジャロ)、三清路(サムチョンロ)を経て大統領府の100メートル手前まで行進する。主催側はこの過程で三清洞の首相公館と斎洞(チェドン)の憲法裁判所へも行進を誘導する計画だ。

 本集会に先立ってさまざまな事前行事が光化門広場一帯で開かれる。「朴槿恵政権退陣青年行動」は午後2時、ソウル市庁前で「青年サンタ大作戦」を宣伝し、ろうそく集会に参加した子どもたちにプレゼントをあげ、大統領府前で朴大統領に手錠と捕縄を渡すパフォーマンスを行う予定だ。「大学生時局会議」は午後2時、光化門の北端広場で「光化門終講ろうそくイベント」を開く。このほかにも退陣行動は「弊害清算特別委員会」を構成して、セウォル号特別法改正▽マスコミ附逆者の清算・報道局掌握防止法の推進▽故ペク・ナムギ氏の特検▽歴史教科書国定化の中断▽低成果退出制度の廃止▽THAAD(高高度防衛ミサイル)配備の凍結などに向けた活動を行うことにした。一方、パクサモ(朴槿恵を愛する集い)や愛国国民運動本部など30あまりの保守団体が結成した「大統領弾劾棄却のための国民総決起運動本部」も同日午前10時、安国駅5番出口の前で大規模な集会を開く予定だ。彼らは弾劾棄却のための1000万人署名運動も展開する方針だ。集会後は大統領周辺の三清路のセウムアートスペースまで行進すると申告したが、警察は東十字閣までに行進を制限した。パクサモはこれに反発し14日、警察の制限・禁止通告に対してソウル行政裁判所に執行停止仮処分申立てを出した。

 これについて警察は「(大統領府付近まで行進を許容した)裁判所の仮処分決定の内容を十分に考慮し、社稷路(サジクロ)と栗谷路(ユルゴクロ)の北側の集会を日没前の午後5時30分まで保障する」とし、「ただし、退陣行動側とパクサモ側の行進の申告が重なる場合、重ならない場所まで行進することができるよう制限した」と明らかにした。

アン・ヨンチュン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/774881.html 韓国語原文入力:2016-12-15 22:30
訳M.C(1535字)

関連記事