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「朴槿恵大統領退陣に向け、講義室を蹴って街頭へ」各大学で同盟休校宣言

登録:2016-11-23 00:17 修正:2016-11-23 05:57

 「講義室を蹴って街頭に出ます」

 大学街では朴槿恵(パク・クネ)大統領の退陣を求める時局宣言が一気に吹き出したのに続き、ソウル大学と淑明女子大学の総学生会が同盟休校を決定した。25日の淑明女子大の同盟休校を皮切りに、30日にはソウル大が一緒に行う。一部の大学でも同盟休校を論議中であり、大学街の同盟休校が広がる見通しだ。

ソウル大学総学生会が22日午後、ソウル冠岳区にあるソウル大学本館前で記者会見を開き、30日の同盟休校を発表した//ハンギョレ新聞社

 ソウル大学総学生会は22日午後、ソウル冠岳区(クァンアクク)のソウル大学本館前で「朴槿恵政権の退陣に向けたソウル大学同盟休校宣言」記者会見を開き、「11月30日、同盟休校に参加する」と宣言した。

 ソウル大学総学生会は記者会見で「国政運営に対する5%の支持率と100万のキャンドル集会、朴槿恵の退陣を叫ぶ声があちこちで出てきているが、大統領はびくともしない」とし、「朴槿恵が自ら大統領職を手放さないと宣言した以上、朴槿恵を引きずりおろすことはもはや全ての民衆のただ一つの課題となった」と述べた。さらに、「ソウル大の学生も日常を止める動きに参加し、朴槿恵退陣を実践する」と宣言した。彼らは「ソウル大の教授会に30日に一緒に街頭に出ることを提案し、教授協議会と『民主化のための教授協議会』に同盟休校への参加を求める公文書を発送した」と付け加えた。同盟休校当日の30日、ソウル大学の学生たちは学内行進と同盟休校大会を行った後、学外行進などに合流する予定だ。

 ソウル大学総学生会は先月18日から同盟休校を発議するための署名運動を行い、約330人が参加したと伝えられた。ソウル大学の学生たちが同盟休校を決定したのは、2011年ソウル大学法人化法の破棄を要求する同盟休校宣言から5年ぶりだ。

 淑明女子大総学生会非常対策委員会(以下、淑明女子大非対委)も、25日に同盟休校に参加することを決定した。淑明女子大非対委は18日から21日まで在学生9401人を対象に同盟休校に対する賛否投票を実施した。投票には計4763人が参加し、4285人(91%)が賛成して同盟休校が決定された。淑明女子大非対委は「(朴槿恵大統領が)大韓民国の政治体系を自ら破壊し統治権を放棄した行為は、絶対に黙認されてはならず、糾弾を受けて当然だ」とし、「同盟休校を通じて、大韓民国の長い歴史が成し遂げた民主主義を取り戻す結果をもたらす」と話した。

 21日、全国110あまりの大学総学生会や大学生団体が集まった「全国大学生時局会議」が、ソウル鍾路区(チョンノグ)光化門(クァンファムン)広場で「全国大学生同盟休校提案!大学生総決起宣告式」を開き、25日の全国大学生総決起を予告している。学生たちは25日の同盟休校後、各学校のキャンパスで学内集会を開き、光化門広場で大学生総決起を進める計画だ。現在、同盟休校を論議中の大学は、高麗大学、国民大学、東国大学、釜山大学、聖公会大学、延世大学、韓国外語大学など9大学と伝えられている。

パク・スジン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/771423.html 韓国語原文入力:2016-11-22 21:49
訳M.C(1470字)

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