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セウォル号、船尾の作業方法を変更…年内の引き揚げは厳しい見込み

登録:2016-11-02 01:00 修正:2016-11-02 06:40
セウォル号引き揚げ作業は、作業方法の変更で再び延期され、来年には可能になる見込みだ。 写真は7月、船体引き揚げ会社である上海サルベージが船首を持ち上げる作業を進めている様子=資料写真//ハンギョレ新聞

 政府はセウォル号船体引き揚げのために船尾にリフティングビーム(引き揚げのための添え木)を設置する作業方法を変えることにした。当初、船尾の下に溜まった堆積物をなくしリフティングビームを1本ずつ差し込む方法から、船の後尾を少し持ち上げてビームを設置する方法に変更される。

 海洋水産部は31日、政府世宗(セジョン)庁舎でブリーフィングを開き、「不規則な堆積層により掘削装備の軌道がずれたり、すでに掘り出した区間が崩れて再び掘削が繰り返された」と述べ、「現在の方法を持続することは不可能と判断した」と明らかにした。

 セウォル号の引き揚げは、船首に18本、船尾に8本のリフディングビームをそれぞれ挿入したあと、ワイヤーを連結し、クレーンで持ち上げた船体をフローティングドッグに載せて木浦(モクポ)港に据え置く方法で進められてきた。上海サルベージは7月末に船首作業を終えて船尾工程を始めたが、リフティングビーム8本のうち2本だけ設置を完了した状態だ。

 海洋水産部と上海サルベージは、船尾に入れるビームを8本から10本に増やし、3本のビームを掘削方式で追加設置した後、船尾を持ち上げて残りの5本を同時に差し込む計画だ。海洋水産部は11月末か12月初めに船尾持ち上げを行う予定だと明らかにした。政府はセウォル号の引き揚げは年内に可能と主張しているが、事実上厳しいというのが大方の意見だ。

キム・ソヨン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/768165.html 韓国語原文入力:2016-10-31 17:22
訳M.C(808字)

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