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離散家族 20~25日 金剛山(クムガンサン)で会う

登録:2014-02-05 21:11 修正:2014-02-05 21:44
南北離散家族対面のための実務接触が開かれた5日午後、板門店(パンムンジョム)北側地域の統一閣でイ・ドクヘン南側首席代表(左側)とパク・ヨンイル北側首席代表が20日から25日まで金剛山(クムガンサン)で対面行事を行うことで合意した後、別れの挨拶を交わしている。 統一部提供

 南北が紆余曲折の末にようやく向かい合って座った5日午前10時、板門店(パンムンジョム)北側地域統一閣。

 北韓代表団のパク・ヨンイル首席代表が先に暗示した。 「立春を迎えたが未だ冬が寒いです。 今年初めての接触を通じて北南関係改善に暖かい春風を抱いて来るために私たち赤十字団体がその先頭に立たなければなりません。」 韓国側イ・ドクヘン首席代表がこれを受けた。「対面を待つ離散家族たちにうれしい便りをお届けして、また南北が互いに信頼を積み協力する契機となるよう一緒に努力していきましょう。」 このように温かい雰囲気で始まった南北実務接触は4時間22分後に電撃的な‘合意’で終えられた。 南韓と北韓は今月20日から25日まで、金剛山(クムガンサン)で(旧)正月契機離散家族対面行事を行うことで合意した。 昨年9月離散家族対面行事を四日後に控えて突然延期されてから4ヶ月ぶりだ。 特に今回の行事は日程上、韓-米連合軍事訓練‘キー リゾルブ’と重なって開かれるもので、北韓が非常に柔軟な態度を見せたと評価できる。 本格的な南北関係改善の転換点になるかが注目される。

 対面日は当初我が方が提案した17~22日より3日遅れた。 統一部は「北側が内部事情を考慮してこの期間を提案し、我々が受け入れた」と明らかにした。 対面規模はそれぞれ100家族ずつとするものの、対象者は昨年9月に互いに交換した名簿どおりにすることにした。 20~22日までは南側100家族が、23~25日には北側100家族が互いの家族たちと会う。

 昨年、南北の意見が分かれた宿舎問題はわが方の要求どおり金剛山ホテルと外金剛(ウェクムガン)ホテルに決めた。 真冬の寒天を考慮したのか、北韓は昨年提案した海金剛(ヘグムガン)ホテル(船舶ホテル)に今回は固執しなかった。 南北は昨年のように行事直前に合意がこわれることを防止するために再発防止も互いに約束した。 また、対面行事以後、南北赤十字実務接触を開き、人道的問題解決のための議論を継続していくことで意見を集約した。

 今回の合意で2010年以後中断されていた離散家族対面行事が4年ぶりに再開されることになった。 また、今年初めから‘南北関係改善’を一貫して要求してきた北韓の真正性もいくらか確認された。 キム・チャンス コリア研究院研究室長は 「南韓が要求した離散家族の出会いを北韓が特別な条件を付けずに受け入れた。 北韓の真正性が確認されただけに朴槿恵(パク・クネ)政府の対北韓政策である‘韓半島信頼プロセス’を本格実行できる土台が用意された」と評価した。 チェ・ヒョンジュン記者 haojune@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/622800.html 韓国語原文入力:2014/02/05 20:20
訳J.S(1424字)

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