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　中国が去る23日に発表した防空識別区域(以下 防空区域)に対する韓国の是正要求を "受け入れない" として拒否した。 これに伴い、我が国政府は離於島(イオド)上空、西海(ソヘ)上空など日本や中国と異見がある上空まで含む拡大した防空区域を設定し、発表することにした。 防空区域を巡る韓・中・日３ヶ国の葛藤が増幅されている。

　28日ソウル龍山(ヨンサン)国防部で開かれた韓-中3次国防戦略対話で、ペク・スンジュ国防部次官は「中国が23日に発表した防空区域が我が国の防空区域と一部重なっており、離於島まで含んだことを認定できず、離於島と周辺水域の韓国管轄権はこの問題で影響を受けない」という韓国政府の立場を明らかにした。 また 「韓国の防空区域と重なる部分は中国が是正することを要求して、韓国も防空区域の拡張を検討している。 地域内信頼の増進と緊張緩和のために国家間協議が必要だ」という意見も伝達した。

　これに対して中国の王冠中 人民解放軍副総参謀長(中将)は 「韓国側の是正要求を受け入れない」と答えたと国防部キム・ミンソク スポークスマンが伝えた。 王副総参謀長は具体的問題に対しては言及しないと見られる。 二人は今後この問題を協議していくための通路を作るということでも合意できなかった。

　中国が拒否の意思を明らかにしたことにより、我が国政府も拡大した防空区域を用意して発表する計画だ。 拡大した新たな防空区域には、日本と異見がある離於島上空、馬羅島(マラド)・紅島(ホンド)(慶南(キョンナム))領空、中国と異見の可能性がある西海(ソヘ)上空などが全て含まれるものと見られる。 この日、外交部のチョ・テヨン スポークスマンも定例ブリーフィングで防空区域を拡大する問題と関連して 「国益最大化を念頭に置きながらすべての可能性を検討する」と話した。

キム・キュウォン記者 che＠hani.co.kr