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放送学者ら‘KBS・MBC報道 中立性 落第’

登録:2013-11-10 21:23 修正:2013-11-10 21:59
シム・フン翰林(ハンリム)大教授(言論情報学)

 放送学者たちが朴槿恵(パク・クネ)政府期間の公営放送の報道に対して10点満点に3点台の‘落第点’を付けた。 9日開かれた韓国放送学会秋季定期学術大会でシム・フン翰林(ハンリム)大教授(言論情報学)は‘朴槿恵(パク・クネ)政府期間<韓国放送>(KBS)と<文化放送>(MBC)ニュースに対する放送学者の評価調査’結果を発表した。 調査は放送学会会員たちを対象に先月23~30日に実施され129人が答えた。

 シム教授は現政権執権期の公営放送の‘中立性’評価で、韓国放送(3.71)と文化放送(3.16)共に非常に低い点数を受けたと明らかにした。 韓国放送はこの調査で李明博政府(3.53)時よりは朴槿恵(パク・クネ)政府時の報道が若干高い点数を受けたが、盧武鉉政府の時(6.19)よりは大幅に下落した評価を受けた。 文化放送は盧武鉉政府時の報道に対しては6.22点を受けたが、李明博政府時には3.24に大幅に落ち、現政権では3.16にさらに低い点数を受けた。 ‘社会監視および権力批判’に関する評価では、韓国放送が3.24,文化放送は2.87点を得た。 ‘社会的多様性’でも‘社会的弱者保護’に関する報道に関しても両放送会社は共に3点台を得た。

 公営放送の最も大きな問題として‘社会監視および権力批判微弱’を最初に挙げた回答者が過半(韓国放送57.4%、文化放送52.7%)を占めた。 これと関連して放送学者たちは、政権が社長や理事陣を指名するような支配構造が変わらなければならないという認識を多く持っていることが明らかになった。 ‘公正性と公益性を確保するためには現在の社長選任方式が変わらなければならない’という意見に対して70%以上(韓国放送72.9%、文化放送75.2%)が賛成した。

 非公正性と政権偏向性改善のために学界が積極的に介入しなければならないという主張も出てきた。 シム教授は「公営放送の公正性向上のために学界次元で公正放送実態調査指数を開発したり、公営放送社長選任制度改善のための法改正要求に直接乗り出すなど多角的な実践方案を模索すべき時」と話した。 ムン・ヒョンスク先任記者 hyunsm@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/610594.html 韓国語原文入力:2013/11/10 20:28
訳J.S(1069字)

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