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エアバス、肥満乗客特別機 作る

登録:2013-04-14 18:02 修正:2013-04-15 09:50

 体重に見合って料金を払うようにした航空会社が登場したのに続き、肥満乗客のための特別機を作るという航空機製作会社が現れた。

 ヨーロッパの航空機メーカー、エアバスは通路側の座席全体を‘肥満乗客専用席’に改造したA320機製作計画を去る12日発表した。 ドイツ、ハンブルグで開かれた‘2013国際航空技術博覧会’で公開された計画によれば、この特別機の通路側座席の幅は既存の18インチ(45.72㎝)から20インチ(50.8㎝)に広くなる反面、窓側・中間の座席は既存よりそれぞれ1インチ(2.54㎝)ずつ狭くなる。

 購買者である航空会社の要請により肥満専用席を備えたA320旅客機を生産できるというのがエアバス側の態度だ。 エアバス側は「(肥満者の比率が高まっている)人口統計傾向により用意された計画」と明らかにした。

 肥満専用席のために席が狭くなる他の乗客らの反応がカギだ。 昨年、英国の世論調査では回答者の80%が「肥満乗客のために私の座席が狭くなるのは嫌だ」と答えた。

 南太平洋の島国のサモア航空会社がこれに対する解決策を発表したことがある。 この航空会社は今年1月から手荷物の重さに乗客の体重を加えて航空料金を差別適用してきた。 荷物と共に自身の体重を書いて出せば‘予想費用’を策定し、空港で正確な重さを測定して最終料金を精算する方式だ。

 サモア航空会社は‘重さに応じて支払う’このような料金政策を去る3日から国際線などすべての路線に適用している。 重量別差別料金制を全面適用した最初の航空会社になったサモア航空会社は 「子供連れの家族単位乗客が最も喜んでいる」と明らかにした。

アン・スチャン記者 ahn@hani.co.kr

https://www.hani.co.kr/arti/international/international_general/582698.html 韓国語原文入力:2013/04/14 15:48
訳J.S(843字)