
去る7日、ソウル大近隣の社会科学書店‘広場書籍’が店を閉めた。 1978年に開業した広場書籍は社会科学専門書店から高等試験専門書店に変身してその生存を模索して来たが、結局35年の伝統を終えた。 これを契機に社会科学専門書店の‘絶滅’を憂慮する声が再度高まった。 実際、今日まで命脈を維持している社会科学書店はソウル大前の‘その日がくれば’、成均館(ソンギュングァン)大前の‘ふいご吹き’、建国(コングク)大前の‘人’程度だ。
しかし、その一方で社会科学書店の進化を模索する努力も続いている。

2007年ソウル鍾路区(チョンノグ)通仁洞(トンインドン)路地に‘道塀書院’の看板が上がった。 一般住宅が多く大学街とは距離が遠い路地に、20坪余りの空間を用意した。 パク・ソンジュン聖公会(ソンゴンフェ)大教授など知識人が力を集めて開店した。 これらの人々が注目したのは、通仁洞近隣に位置した参与連帯などの市民団体事務室だった。 おかげで進歩指向の知識人、市民の往来が盛んだった。 こぢんまりしたブックカフェの雰囲気もうわさになった。 開店5年が経過したが書店に立ち寄る人が絶えることはない。
ソウル鍾路区(チョンノグ)橋南洞(キョナムドン)の‘レッドブックス’もブックカフェを標ぼうする人文社会科学書店だ。 チェ・ペクスン進歩新党鍾路区党員協議会委員長が主導して、2010年9月にドアを開けた。 2年余りが過ぎた今、‘レッドブックス’は進歩的知識人の広間としての席を占めつつある。 20坪余りの小さな書店で、著者を直接招請する行事を行い、セミナーも常に開かれている。

人文社会科学専門出版社が直接経営するブックカフェも増えている。 ソウル麻浦区(マポグ)合井洞(ハプチョンドン)の‘フマニタス’が最も有名だ。 フマニタス出版社が2010年8月に開店したこのブックカフェは文化的インフラが豊富な弘益(ホンイク)大近隣に位置したことが大きな強みだ。 月間売上1300万ウォンを上げ、損益分岐点を軽くクリアーしている。 創作と批評社も昨年2月に合井洞路地にブックカフェ‘創批(チャンビ)’を開き、読者たちを集めている。 チョン・ミンヨン(41)フマニタス主幹は「人文社会科学書店の廃業ばかりがニュースになるが、依然として代案文化空間に対する需要がある。 その需要に応じる空間を持続的に作り拡張させる努力が求められている」と語った。

ホ・ジェヒョン記者 catalunia@hani.co.kr