中国が東中国海で主張する大陸棚が、韓国が主張する大陸棚と相当部分重複することが分かった。
中国は最近、国連大陸棚限界委員会(CLCS)に提出した‘東中国海の200海里外の大陸棚外側限界(案)’で東中国海側の大陸棚境界線を沖縄海溝北東側から南西側に長く斜めに表示したと発表された。 中国は北緯27.99~30.89度、東経127.62~129.17度の間を自国大陸棚の外側限界に設定した。 これは韓国が2009年5月に予備文書を通じて明らかにした大陸棚の限界(緯度28.60~30.58度、経度126.56~129.15度)と相当部分が重なるものだ。
中国は2009年5月、国連に予備文書を提出した経緯があるが、当時は韓国の大陸棚と重ならない海域を自国大陸棚の境界として主張した。 外交通商部当局者は「中国が2009年予備文書には沖縄海溝南西側にだけ境界を表示したが、今回は沖縄海溝北東側に境界線を引いたせいで我々が主張する大陸棚と重なることになった」と話した。
韓国も今週、大陸棚の南側限界を主張する正式文書を国連に提出する方針だ。 政府当局者は「我々の境界線は2009年5月に提出した予備文書より若干さらに南に延びたと理解している」と話した。
韓国と中国の今回の大陸棚関連文書提出は‘200海里を超過して大陸棚境界線を設定しようとする国家は、大陸棚境界情報を国連に提出するよう規定’する国連海洋法協約に従ったものだ。 国連大陸棚限界委員会はこれらの資料を土台に該当国家の大陸棚が地質学的にどこまでかを審査することになる。
しかし韓国と中国の大陸棚境界に対して、大陸棚限界委員会の審査がまともになされるかは不透明だ。 日本がこの間 「韓国と中国の主張は日本の利害に反する」として、審査自体に反対してきたためだ。 外交部当局者は「大陸棚限界委員会の審査は近隣利害当事国が反対すれば進行されない。 東中国海の実質的な大陸棚境界画定は結局、韓・中・日間の合意がなければならない」と話した。
パク・ビョンス先任記者 suh@hani.co.kr