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‘労組破壊’創造コンサルティングの文書に‘大統領府・国家情報院 Eメール’があった

登録:2012-09-25 10:33

原文入力:2012/09/25 10:09(1295字)

←労務法人‘創造コンサルティング’の事務室入り口の様子. ハンギョレ資料写真

ウン・スミ議員、聴聞会で‘対外秘’文書 公開
大統領府・国家情報院・警察・労働部などと緊密協力関係 疑惑

 ‘労組破壊’に介入してきた労務法人 創造コンサルティングと大統領府・国家情報院・警察庁・雇用労働部など政府機関が緊密に協力していたという疑惑が提起された。

 ウン・スミ民主統合党議員は24日、国会環境労働委員会の‘産業現場外注警備暴力聴聞会’で、創造コンサルティングが作った‘対外秘’文書を公開し 「昨年5月に職場閉鎖がなされた忠南(チュンナム)、牙山(アサン)の自動車部品業者、柳成企業をめぐって大統領府から国家情報院、経営者総協会、警察、労働部に至るまで関連機関が対応戦略を構想したと見られる」と主張した。

 この日公開された創造コンサルティングの文書を見れば、大統領府雇用労使秘書官室リュ・某行政官、国家情報院チョン・某処長、警察庁情報課キム・某警正、雇用労働部チョン・某事務官、韓国経営者総協会イ・某専務らのEメール アドレスが記されている。 また、柳成企業の‘非常対策組織運営計画’(2011年5月)文書には柳成企業企画支援チームが‘政府関連機関協力体系構築’業務を担当すると記されている。 ‘柳成企業労組(会社側に協調的な労組)組合員確保関連’(2011年12月27日)文書には「(特別勤労監督の結果10億ウォンの過怠金を賦課した大田(テジョン)地方雇用庁に対して)大統領府、国家情報院、警察庁本部、労働部本部などに(話して)大田支庁を全方向的に圧迫しなければならない」とされている。

 この日ハン・ミョンスク民主統合党議員が公開した‘牙山(アサン)柳成企業労組ストライキ関連情報判断および対策’という題名の文書では、警察が‘ストライキの適法性’項目に‘適法’と書いて、‘対策’を明らかにする部分で継続的に労働組合を圧迫する方法だけを提示していたことが明らかになった。

 柳成企業を管轄する牙山(アサン)警察署情報課が作成したと推定されるこの文書で、警察は「労組執行部の退去拒絶、業務妨害に対して出頭要求書発送など捜査手続き迅速進行、労組圧迫」 「労組指導部に対する逮捕令状 早急発給で持続圧迫」「使用側対象、損害賠償請求誘導 持続的労働側圧迫」等の方案を提示した。

 ハン議員は「外注ガードマンが不法に武器を所持したにも関わらず、公権力がなぜこのように私企業を保護し私的暴力を黙認しているのかが気にしていたが、(その背景に)創造コンサルティングの労組破壊企画があった」として「政府が中立を守ってこそ労使関係が円満になされるのに今は反対に進んでいる」と話した。 キム・ソヨン、ジョンファンボン記者 dandy@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/labor/553215.html 訳J.S