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朴 "半額授業料・養育手当て 拡大を" 李 "よく分かっている" 即答 避ける

登録:2012-09-03 07:22

原文入力:2012/09/02 20:49(1720字)

←朴槿恵セヌリ党大統領候補と李明博大統領が2日 大統領府で会い挨拶を交わしている。 朴候補と李大統領は昼食をしながら国政などについて話を交わした。 大統領府写真記者団

李大統領-朴槿恵 100分間 単独会合
民生対策要求に原則的返答のみ
党-大統領府内外では "難色示したこと" 解釈
台風被害・性暴行 解決法には共感
親朴 "民生イメージ 最大化" 自評

  李明博大統領と朴槿恵セヌリ党大統領候補が2日大統領府で100分間会った。 冒頭の4分を除けば倍席者のいない二人だけの単独会合だった。 朴候補は政府が半額授業料実現、0~5才全階層養育手当て拡大など、自身が約束した民生対策を実践することを要請したが、李大統領は‘原則的な共感’を示す水準に止まった。

  朴候補は大統領府白亜室でなされた李大統領との出会いで自身の現場訪問の話を基に民生問題の解決を強調した。 朴候補は台風被害対策と関連して前日に自身が訪問した忠南(チュンナム)、論山(ノンサン)の被害住民の話を伝えて 「政府の水害復旧支援対策が多いが基準未達で死角地帯が多い」と言及すると、これに対し李大統領は「農漁民が希望を持って再起できるようにする」と答えたとイ・サンイルセヌリ党スポークスマンが伝えた。 朴候補は性暴行など社会安全問題と関連して 「政府に格別の対策準備を促し、今後100日間を汎国民安全確立期間と決めてほしい」と建議すると、李大統領も 「このような問題は民官が共にしなければならない」として共感を示した。

  しかし朴候補が会合で 「民生経済が危機状況に直面しているだけに特別な対策が必要だ」として強調した大学生半額授業料の実現と0~5才乳幼児養育手当て全階層拡大建議に対しては李大統領は答えなかった。 朴候補は 「大学生が学資金と生活費を用意するために昼夜アルバイトに走りまわるなど(仕事と)学業を併行している。 授業料負担を半分に下げる政策が必ず必要だ」と建議した。 彼女はまた「国家的課題である低出産問題を解決するためにも保育は国家で責任を負うのが正しい」として、政府が保育料支援が不必要だと指定した上位30%世帯を含めて全階層に養育手当てを支給しなければならないと建議した。 しかし李大統領は「大学生の困難と女性たちが自分の力量を発揮できるように支援が必要だということをよく分かっている」とだけ答えた。 大統領府とセヌリ党内外ではこれに対して李大統領が二つの政策の実現可能性に難色を示したという解釈が出てきている。 無応答により政策基調の変化がないことを示したということだ。 朴候補キャンプのイ・サンイル スポークスマンも‘李大統領が半額授業料提案に肯定的だったか’という問いに 「私が話すことはちょっと難しい。 事情はよく分かっているという話のように聞こえた」と解釈を避けた。 先月23日朴候補は大学生と会い 「授業料負担を半分に下げるということ一つだけははっきりとお約束できる」と話したが、同じ日に国会企画財政委員会に出てきたパク・ジェワン企画財政部長官は 「半額授業料は現実化しにくいため反対する」と話した。

  今回の会合を先に提案した朴候補側は、話題やブリーフィングを徹底的に‘民生’に限定してイメージ最大化を試みたという評価だ。 セヌリ党は当初会合後に 「スポークスマン ブリーフィング後の質疑応答はない」として‘非朴系和合’論争など政治的主題で会合が解釈されることを防ごうとした。 ある親朴系議員は 「与党の大統領候補として挨拶のための訪問」としつつ「事実、票だけを考えるならば、李大統領に会うことが何か役に立つか? 保守、左右を合わせて‘100%大韓民国’を作るという統合の歩みの延長線」と話した。

ソン・ヨンチョル、キム・ウェヒョン記者 sychee@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/politics/assembly/549845.html 訳J.S