本文に移動

頑張れ MBCスト、マ・ポンチュン参鶏湯(サムゲタン)が来ました

登録:2012-07-06 07:37

原文入力:2012/07/03 09:04(1871字)

←<82クックドットコム>の会員たちが2日昼、ソウル汝矣島(ヨイド)の文化放送(MBC)社屋南門前でMBC労組員に現場で調理した参鶏湯を渡している。 イ・ジョンア記者 leej@hani.co.kr

<82クックドットコム>会員たち2700万ウォン集め・・・「恥ずかしくない母親になるために応援」

 「歴史の前で恥じないようにストライキに立ち上がった皆さんのように、母親たちも子供の前で恥じない母親になるために、おしゃもじ持って応援します。 今後、双龍(サンヨン)自動車・(済州島)江汀の村(カンジョンマウル)・龍山(ヨンサン)の声に耳を傾ける文化放送にして下さい。」

 2日午前11時、ソウル汝矣島MBC社屋南門前。 主婦の料理情報共有サイト<82クックドットコム>の会員たちが準備した<マ・ポンチュン(MBC) 応援のためのランチカー>(訳注:マ・ボンチュンはMBCを頭文字にしてネチズンがつけた名前で、若干おどけたダサい感じの名前)が参鶏湯200人分を載せて姿を現した。 先月18日このサイトで募金運動を提案(<ハンギョレ> 6月27日10面)したペンネーム「発想の転換」氏は配膳に先立ち、このように組合員たちへの要望を伝えた。 一斉に拍手が起こった。“食卓の前の公正報道決議”であった。

 参鶏湯が出来上がり「並んで下さい」という案内に、MBC労組員200人余りは即座に150mの長い列を作った。 <82クックドットコム>の会員30人余りは照り付ける陽射しに流れる汗をタオルで拭いながら、あらかじめ申し合わせたようにてきぱきと食べ物を準備した。 一人がまるごとよく煮込んだ鶏一匹とアワビが盛られた器を渡せば、もう一人が切っておいたニラをその上においしそうに載せた。 すぐ横ではまた別の一人がランチトレイにキムチと唐辛子の和えものなどおかずを盛った。 モチ、スイカ、チョコレートケーキなどデザートも1人分ずつ準備した。 市民の爆発的な関心で先月18日からこの日まで2700万ウォン余りが集められ、200人分のアイスコーヒー・モチ・菓子など食べ物の後援・寄付が相次ぎ、食べ物はあふれんばかりだった。

 この日一日職場を休んで現場を訪れたというホン・ミジョン(40)氏は「裁量休業日(訳注:校長の裁量で休校に出来る日)だった甥をわざわざ連れてきた」として「ここは言論の自由がどんなに重要なものかということを生き生きと学べる、またとない良い体験学習場だ」と言った。 200人分のモチに「キム・ジェチョルを、言論の自由を、クルトック」(訳注:クルトックは韓国伝統の餅(トック)の一種でもあり、何かを一気に飲み込む時の擬態語でもあって、キム社長を一気に追い出し言論の自由を一気に闘い取ろうということを餅の名前に掛けたもの)と書いて寄贈したホン氏は、「このモチがストライキを終わらせるお祝いのモチになることを望みます」と付け加えた。

 ランチカーの横では「マ・ポンチュンのためのオフライン マーケット-法人カードお断り」と書かれた横断幕の下でフリーマーケットも開かれた。 履き物・服・赤ちゃん用品・コーヒーメーカーなど1千ウォン~4万ウォンまで“思い思いに”価格表を付けた各種の品物が一ヶ所に集められた。 <82クックドットコム>の 会員である友人についてきたというイム・ジョンジャ(70)氏は「キム・ジェチョル社長が<無限挑戦>(訳注:MBCの大人気芸能番組でストのために長期間中断されている)を見られないよう、しきりに妨害するので国民が動くしかない」と言い「二度と社長が(報道機関を)好き勝手に料理できないように法を作らなければならない」と声を高めた。

 先月29日、与野党が「8月初めに構成される放送文化振興会(MBCの大株主)の新しい理事陣が放送正常化のために動く」という合意をしたためか、MBC労組員たちは業務復帰に対する期待感を隠さなかった。 チョ・ヒョジョン記者は「ストライキに関心を持ち、こうして料理まで作ってくれて感動した」として「ストが終わった後どのようにニュースを作ったらこの期待に応えられるか、心配にもなり責任感も感じる」と話した。 ユ・ソンヒ記者 duck@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/media/540611.html 訳A.K