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日本 信用等級降格 韓国と同じA+に

登録:2012-05-23 07:01
https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/534167.html

原文入力:2012/05/22 21:34(879字)

フィッチ、財政健全化遅延が理由

 世界3大信用評価会社の一つであるフィッチが22日、日本の円建て国債の信用等級をAA-からA+へ一段階下げて、外貨建て長期国債等級はAAからA+へ二段階下げた。 信用等級展望は共に‘否定的’と付けて、財政事情に改善がない場合、追加で等級を下げうることを表わした。

 これでフィッチが付与した日本の国家信用等級が昨年11月に上方修正された我が国(A+)および中国・台湾などと同じになった。 特に我が国の等級展望は追加上向修正の可能性を残している‘肯定的’なので、フィッチの評価だけ見れば日本の等級が事実上韓国より悪くなった。 スタンダードアンドプアーズ(AA-)は昨年1月、ムーディーズ(Aa3)は昨年8月に日本の信用等級を下方修正したが、二ヶ所ともフィッチよりは一段高く付けている。

 フィッチは「日本の財政健全化計画は財政面で課題を抱えている他の高所得国家に比べて、あまりにゆったりとしていて、その実行も政治的危険に直面している」と等級下方修正の理由を明らかにした。 日本の国家負債比率は200%を越えており先進国の中で最も高く、ユーロゾーン危機高調の中で財政危機が再び浮上している姿だ。 野田佳彦政府は財政再建のために消費税引き上げを推進しているが、野党の協力が得られず執権民主党内部でも反対が強く展望は不透明だ。

 しかし今回の措置が日本円の価値や市場に及ぼす影響は大きくないものと見られる。 円-ドル為替レートは22日夜8時現在、ドル当り79.7円程度で前日より40銭ほど上がるのに終わった。 日本は国債を日本円建て債権として発行しており、その95%ほどを内国人が保有しているため信用評価機関の等級評価に大きな影響を受けなかった。

東京/チョン・ナムグ特派員 jeje@hani.co.kr

原文: 訳J.S