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金正恩とアニメのパロディ合成写真が中日で人気

登録:2012-02-03 08:46

原文入力: 2012/02/02 11:26

日本の人気アニメーション<ドラゴンボール>のキャラクターと北朝鮮の新しい指導者の写真を合成したパロディ画像が、中国と日本のインターネットユーザーの間で人気を呼んでいる。

鳥山明が描いた漫画<ドラゴンボール>のキャラクター‘人造人間19号’と金正恩北朝鮮国防副委員長を比較する写真が、中国版ツイッターと言える‘ウェイボ’等に出回って人気を集めていると、日本の時事週刊誌<アエラ>の最新号(1月30日)が報道した。

実際、比較された写真の二人を見ると、体格はもちろん、白い皮膚に分厚い頬、つり上がった目つきなどが似ている。金副委員長は黄色い帽子を被っており、人造人間19号が着ているチョッキも身につけている。

<アエラ>の報道によると、金正日国防委員長の死亡が昨年12月19日報道された直後、‘ウェイボ’には“金正恩と人造人間19号が似ている”という指摘が出始めた。 当初は金副委員長と人造人間19号の画像を並べる程度だったが、今年に入って合成写真が登場し、コメントが激増しているという。

“人造人間19号が朝鮮を統治した。 鳥山明(ドラゴンボールの原作者)に敬礼しろ” “ものすごく笑えて危うく朝ごはんを吹き出すところだった” “本当に人造人間19号にそっくりだ。 あの冷徹な目は人間ではないと思った。” 誰がこの合成写真を作ったのかは不明だ。パロディに使われた写真は、中国の最大ポータルサイトである‘バイドゥ’で‘金正恩’を検索すると一番前に出てくる。<アエラ>は、“合成写真を作成したのは中国人である可能性が大きい”と指摘した。人造人間19号は、ドラゴンボールに登場する数多くのキャラクターの中で決して主要ではなく、合成写真の作者は日本のアニメーションと漫画に精通した人物である可能性が高いと雑誌は伝えた。

中国の小説<西遊記>を基に描かれた<ドラゴンボール>は、単行本が全世界で3億5千万冊以上発行された大ヒット作だ。 中国でも人気が高く、1990年代にはテレビでアニメも放送された。

雑誌は、この合成写真がいまだ削除されずに検索可能だという点に注目して、北朝鮮体制に対する中国政府の不満が伺えると主張している。

キム・ドヒョン先任記者 aip209@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/japan/517163.html 訳A.M