原文入力:2012/01/02 20:43(1826字)
チョ・キウォン記者
中国など外国観光客増え、客室当たり営業利益さらに高まる
ロッテ、麻浦(マポ)・金浦(キンポ)空港に続き
済州・清涼里(チョンニャンニ)に追加設立
新羅ホテルなども相次ぎ計画
* ビジネスホテル:特1級以下の比較的安いホテル
一流ホテルがビジネスホテル事業に相次ぎ参入している。 今年追加で開業する予定の一流ホテル ブランド ビジネスホテルだけでも多数がある。 急増する外国人観光客のためにビジネスホテルに対する需要が増加している上に、観光客に押されて部屋を探せないビジネス目的の訪問顧客も多いためだ。
ロッテホテルは2009年、麻浦店と昨年の金浦空港店を開いたのに続き、2013年には済州(チェジュ)、2015年には清涼里(チョンニャンニ)と瑞草(ソチョ)にそれぞれビジネスホテルを追加設立する計画だ。 ビジネスホテルの収益性が堅実だという判断からだ。 実際、ロッテホテル麻浦店の場合、平均客室占有率が昨年91.5%から今年は94.8%に上がった。 ロッテホテルは「特1級の小公洞(ソゴンドン)、ソウル店は最も安いものが35万ウォンなのに比べ、麻浦店は21万ウォンから始める」として 「ベルボーイをなくし洗濯サービスをコイン洗濯機に変えて運営費を減らし格を下げたことが効果を生んでいる」と説明した。
ビジネスホテルの収益性は営業利益にも現れる。 284の客室を備えた麻浦店の営業利益は32億ウォンに達する。 1120室を保有したロッテホテル小公洞店の純粋ホテル営業利益が64億である点に比べてみる時、客室あたり営業利益は麻浦店が高いわけだ。 最近増加している中国人訪問客が投宿する比率も麻浦店がさらに高い。 麻浦店の中国人宿泊客比率は昨年14.3%だったが、小公洞店は3%にもならなかった。 ロッテホテルは「中国人観光客の増加で安い宿舎に対する需要が多くなっている。 加えて中国人観光客が10万ウォン台の安い宿舎を占めることにより、このような所から押し出されたビジネス顧客が最も多く増加している」 として「国内で特1級以上は飽和状態であり今後国内はビジネス ホテルに注力する方針」と話した。
新羅ホテルもソウル、獎忠洞(チャンチュンドン)にビジネスホテルを新築する計画を持っている。 昨年5月、中区庁に地下4階~地上4階規模のビジネス ホテル新築許可を申請した。 南山(ナムサン)自然景観地区内にホテルを新しく建ててはいけないという世論にぶつかり難航しているが、新羅ホテルのビジネスホテル事業推進意志は明らかだ。 アコールアンバサダーホテルもモキュオ、イビス、ノボテル ブランドで来年からビジネスホテル3ヶ所を追加設立する予定だ。
国内一流ホテルがビジネスホテルに大きな関心を示す理由は外国訪問客の増加が重要な理由だ。 ビジネスホテルとは明確な定義があるわけではないが一般的に特1級以下の比較的安い価格で泊まれる所をいう。 既存にはホテル事業は客室だけでは十分な営業利益を出すことができず、結婚式場や宴会場のような附帯施設で利益を多く出せるということが一般的な評価であった。 だが、外国訪問客の増加で宿泊施設が不足になり客室だけでも十分に利益を出すことができるようになり、附帯施設営業利益が殆どなかったようなビジネスホテルにも一流ホテルが関心を見せているということだ。 実際、韓国文化観光研究院によれば、昨年11月までに訪韓した外国人観客数は約895万人で2010年の879万人に比べて10%以上増えた。 外国人観光客数は2006年615万人から2007年689万人、2009年781万人などと着実に増えてきた。 特に中国人は2010年に39.7%増えたのに続き、昨年も27%以上増加したと暫定集計された。
アコール アンバサダーホテル関係者は「観光客の増加で最近ホテル業全体が好況」としながら「特にビジネスホテルは観光客増加にともなう効果をさらに多く享受しており、追加開業する所が増加している」と話した。 チョ・キウォン記者 garden@hani.co.kr
原文: 訳J.S