本文に移動

100年前‘巨大な監獄’痛恨の再現

原文入力:2010-08-12午後10:04:07(1681字)
不審検問など由来を見せる写真展など開催
120団体、22日~29日‘韓日市民大会’開く

キル・ユンヒョン記者、キム・テヒョン記者

←イ・チャンヒ平和統一市民連帯代表(前列右側4番目)等‘強制併合100年共同行動韓国実行委員会’所属団体代表が12日午前、ソウル、西大門区、峴底洞の西大門刑務所歴史館前で22日から韓国と日本で開かれる‘強制併合100年韓日市民大会’の開催を発表している。キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr

韓日市民団体 行事 多彩
この頃でも繰返される警察の強制指紋押捺、不審検問、拷問などの悪習はどこからきたものだろうか。

国恥100年の胸が痛い歴史を再確認するため、国内80ヶ余りの歴史・市民団体が集まって作った‘強制併合100年共同行動韓国実行委員会’(以下 韓国実行委員会)が12日、ソウル、西大門刑務所歴史館で強制併合100年特別展‘巨大な監獄、植民地に暮らす’を始めた。来る9月30日まで開かれる展示会だ。

←国恥100年をむかえ韓日市民団体らが準備した記念行事

歴史館内に保存された11・12号獄舎に置かれた300ヶ余りの展示物の中で目を引くのは挙動が怪しい人々を対象に日本の警察官らが行った不審検問と犯罪人に対する指紋押捺などを見せる写真等だ。日本は3・1運動を武力鎮圧した後‘文化政治’に統治方向を変えたが、植民支配の本質は変わらなかった。警察官は1919年736ヶ官署 6387人だったが、1920年には憲兵と組織が合わされその数が増え2761ヶ官署 1万8376人に増加した。また、特別高等警察制度を新設し独立運動家と保安事犯などを逮捕・拷問に動員した。

そのそばには植民支配30余年間、朝鮮人独立運動家を拷問してきたことで有名な鍾路警察署 三輪和三郎警部の写真が載せられた<京城鍾路警察署写真集>(1926)と、1927年10月朝鮮共産党事件で裁判を受けた姜達永・權五卨など被告人が三輪警部など4人を暴行陵虐涜職罪で告訴した事実を伝える当時の新聞などが配置されている。

その他に独立運動家たちが拷問を受ける再現模型とBC級戦犯、シベリア抑留者など強制動員被害者たちの肉声が含まれるビデオなども展示されている。キム・スンウン民族問題研究所資料室長は「韓国人にとって植民治下の暮らしは結局、巨大な監獄の中の受刑生活と同じだったというのが今回の展示会の大きな主題」と話した。

←12日午前、ソウル、西大門刑務所歴史館で開かれた強制併合100年特別展‘巨大な監獄、植民地に暮らす’展示会を訪ねた子供たちが、日帝が使った懲罰用壁棺を体験している。キム・テヒョン記者 xogud555@hani.co.kr

一方、国恥100年記念行事のために120ヶ余りの韓国・日本の市民団体が集まって作った‘強制併合100年共同行動韓日実行委員会’は来る22日から国恥日である29日までを‘強制併合100年韓日市民大会’期間と定め△国際学術会議△文化公演△韓日市民宣言など多彩な行事を行う。市民大会は22日に日本、東京の豊島公会堂で開かれる開幕式で始まり、27~28日成均館大600周年記念館で開催される国際学術大会などを経て、29日には韓日併合条約が締結された南山統監官邸に記念標石を設置し韓日市民共同宣言を宣言することで終えられる。

イ・イファ韓国実行委員会常任共同代表は「強制併合100年を迎え日本政府は過去の侵略戦争による被害の真相究明と被害者救済のための迅速な措置を取らねばならず、韓国政府はこの間になされた強制動員被害糾明作業が中断なく行われるよう誠意ある措置を取らねばならない」と話した。

キル・ユンヒョン記者 charisma@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/society/society_general/434801.html 訳J.S