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イ・クンヘン "報道本部長人選 政界介入の痕跡"

https://www.hani.co.kr/arti/society/media/403582.html

原文入力:2010-02-08午後07:40:15(1026字)
労組委員長インタビュー
"オム・ギヨン社長 事実上 辞退誘導
MBC掌握 急迫していたため"

イ・ムニョン記者

イ・クンヘン<文化放送>(MBC)労組委員長は8日に起きた‘補欠理事選任事態’を「政権にとってMBCがどれほど負担になっていたかを示す端的な証拠」と説明した。彼は放送文化振興会与党理事らがオム・ギヨン社長の意志を無視して強行した理事選任を 「MBC掌握が急迫していたため」と解説した。

イ委員長はこの日、与党理事らの役員選任を‘事実上のオム社長自主辞退誘導’と見た。彼は 「昨年12月、放文振がオム社長を再信任した以上は社長の思い通りに経営陣を設けられる権限を与えることが当然だが、オム社長の本部長人選案を持続的に握りつぶした」とし「放文振がオム社長の意志を無視して敢行した人事は‘オム社長に出て行けという声’と同じだ」と話した。

"再信任の2ヶ月後にオム社長を解任するのは政治的にも常識的にも理解されにくい。オム社長を株主総会で一方的に解任した場合、与党が負わなければならない負担ははるかに大きくなる。解任より自主辞退に追い込むのがより効果的だ。"

彼は政権強硬派の介入疑惑も提起した。世宗市論議の不利な結末と地方自治体選挙以後の守勢局面の可能性を考慮し「無謀な放送掌握の代価が少なくないことを知りながらも、MBCを掌握しようと判断した可能性が大きい」という話だ。イ委員長は先月10日、キム理事長が与党理事らと合意した人選案を理事会1日前に自主的に取り消したことも文化放送本部長人選に政界が深々と介入している傍証に挙げた。

イ委員長は自主辞退したオム社長に対しても物足りなさを表明した。彼は「放文振の役員選任に自身の立場を明らかに明らかにし、MBCが処した危機に正面から対抗しようとする姿を見せるべきだった」と指摘した。

イ委員長は 「当分MBCは経営不在の状況で修羅場となるだろう。すでにMBC周囲では後任社長として誰がくるという説が広まっている」とし「韓国公営放送の最後の砦として政治権力からMBCの独立を必ず守る」と明らかにした。 イ・ムニョン記者moon0@hani.co.kr

原文: 訳J.S