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文大統領「南北首脳会談、朝米会談の道案内役になれるよう準備を」

登録:2018-04-12 06:01 修正:2018-04-12 07:36
会談準備委員会会議を主宰し明らかに 
表敬訪問した河野日本外相と面会 
「日本、朝鮮半島の非核化に向けて建設的役割を」
今月11日午後、大統領府で文在寅大統領が日本の河野太郎外相と面会している=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 文在寅(ムン・ジェイン)大統領は11日「今、私たちは朝鮮半島の平和と繁栄に向けた長い旅立ちのスタートラインに立っている。私たちが先頭に立って、朝鮮半島の完全な非核化と恒久的平和、そして南北関係の持続可能な発展という世界史の大転換を始めたいと思っている」と述べた。

 文大統領は大統領府で南北首脳会談準備委員会会議を主宰してこのように明らかにし、「最後の瞬間まで気を緩めず、切実な思いで慎重かつ着実に準備しなければならない」と強調した。文大統領は「すべての問題を一気に解決するという過度な意欲を抱くよりは、今回(4・27)の南北首脳会談をきっかけに、長い間断絶されていた南北関係を復元し、平和と繁栄の朝鮮半島に進む頑丈な礎を築くという考えで臨んでほしい」と呼びかけた。また、「南北首脳会談が朝米首脳会談の成功につながる道案内役を果たせるよう準備せよ」と指示した。大統領府は、南北首脳会談準備委傘下に総合状況室を構成することにした。ユン・ゴニョン国政状況室長が司令塔を務めるものとみられる。

 一方、文大統領は同日午後、日本の河野太郎外相の表敬訪問を受け、「朝鮮半島の非核化と恒久的平和定着という目標達成に向け、日本が建設的役割を果たしてほしい」と述べたと、キム・ウィギョム大統領府報道官が伝えた。「日本人拉致問題解決のために協力してくれることを期待する」という河野外相の発言に対し、文大統領は「拉致被害者問題を含めた朝日関係の懸案解決および関係改善に向け、両国が持続的に協力していこう」と答えた。文大統領は特に「2年間(韓日)漁業交渉が妥結されず、漁民たちは多大な苦痛を負っている状況だ」として、日本政府の協力を要請し、河野外相も「最善を尽くす」意向を示したとキム報道官は伝えた。

キム・ボヒョプ、キム・ジウン記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/politics/politics_general/840206.html韓国語原文入力:2018-04-11 22:18
訳H.J

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