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韓国の免税店で約2万円未満の品物はその場でタックスフリー

登録:2015-11-30 07:22 修正:2015-11-30 12:07
企画財政部が来年1月から施行 
総購入額約10万円を超えない範囲で
2014年10月、ソウル中区にあるデパートで免税店の化粧品売場が中国人観光客で込み合っている=資料写真//ハンギョレ新聞社

 来年から外国人観光客は事後免税(タックスリファウンド)店で1商品当たり20万ウォン(約2万円)未満の商品を買うと直ちに免税の恩恵を得られる。今までは出国する際に税金の払い戻しを受けていた。事後免税店は外国人観光客を相手に中低価格商品を売る比較的小規模の非課税商店で、英語では「タックスフリー(Tax-Free)」と表記する。

 企画財政部はこうした内容を盛り込む「外国人観光客特例規定」改正案を立法予告すると29日明らかにした。

 同部によると、外国人観光客は今まで、事後免税店で3万ウォン(約3千円)以上の商品を購入すると、出国する時に付加価値税(税率10%)と個別消費税(5~20%)の払い戻しを受けた。税金を含む商品の価格を支払った後、韓国を出国する際に空港や港で税金の払い戻しを受けていた。

 しかし改正案が施行される来年1月1日からは、税金払い戻しのわずらわしい手続きが消える。事後免税店でパスポートを見せれば、商品を買う時に税金を差し引いだ金額だけ支払えば良くなるためだ。ただし別途の限度と条件を設けた。商品価格が1商品当たり20万ウォンを超えてはならず、韓国訪問中に購入した商品の総額が100万ウォン(約10万円)を超えると適用されない。

世宗/キム・ギョンナク記者(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-11-29 20:18

https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/719585.html 訳Y.B

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