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ウクライナ、ロシア黒海艦隊の艦艇をまた撃沈…「今年の観艦式は海底で」

登録:2022-05-09 02:59 修正:2022-05-09 08:44
国防省「トルコ製無人機でセルナ級揚陸艇を破壊」 
先月中旬にも黒海艦隊の旗艦モスクワを攻撃
ウクライナ軍が7日に公開した攻撃直後のロシアのセルナ級揚陸艇。煙が立ち上る様子が確認できる=ウクライナ国防省のツイッターより//ハンギョレ新聞社

 ウクライナ国防省は、トルコ製の無人機を用いてロシアの小型揚陸艇を撃沈したと明らかにした。先月中旬の旗艦「モスクワ」撃沈以降、ロシア黒海艦隊に対するウクライナ軍の攻撃が続いている。

 ウクライナ国防省は7日、ツイッターに2分の動画を公開し、「ウクライナのバイラクタルTB2(無人機)がまたしてもロシア艦艇を破壊した。今回攻撃したのはセルナ級揚陸艇」だと明らかにした。セルナは全長25.6メートル、幅5.8メートルのロシア製の小型揚陸艇。

 動画を見ると、セルナ級と見られる小型揚陸艇から煙が立ち上る様子が確認できる。ウクライナ国防省は「5月9日(ロシアの戦勝記念日)に行われていたロシア黒海艦隊の観艦式は、今年は(黒海北西に位置する)ズミニ島(蛇島)近くの海底で行われるだろう」と語った。

ウクライナ国防省は7日、ツイッターでロシアの小型揚陸艇を無人機で撃沈したと語った=ウクライナ国防省のツイッターより//ハンギョレ新聞社

 ウクライナ軍は先月14日にも、黒海艦隊の旗艦「モスクワ」を対艦ミサイル「ネプチューン」で撃沈しており、その後も黒海でロシア軍艦船に対する攻撃を続けている。NBCなどの米国メディアは5日、ウクライナのこのような戦果は、米国が提供した情報が大きな役割を果たしたと伝えている。

 ウクライナの現地メディアは6日にも、南部オデーサ付近の海峡でウクライナ軍がロシア黒海艦隊に所属するフリゲート艦「アドミラル・マカロフ」をネプチューンミサイルで攻撃したと報じている。しかしウクライナ大統領室はこれについて「検証された情報はない」として慎重な態度を示している。

キル・ユンヒョン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/international/europe/1041927.html韓国語原文入力:2022-05-08 10:58
訳D.K

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