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金委員長、列車で移動するか…丹東のホテル、予約不可能に

登録:2019-02-23 08:41 修正:2019-02-25 10:20
列車で平壌からハノイまで移動するにはほぼ3日かかる 
金日成主席のように飛行機と列車乗り換える可能性も
中国遼寧省丹東市の中連ホテルから見下ろした鴨緑江鉄橋の姿=ハンギョレ資料写真//ハンギョレ新聞社

 27~28日、ベトナムのハノイで開かれる第2回朝米首脳会談に、北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が列車で移動する可能性を裏付ける兆候が表れている。

 丹東の鴨緑江(アムノッカン)近くの中連ホテル関係者は22日、電話インタビューに応じ、予約状況について「22日には市内側の部屋が1室あるが、23日は予約ができない」と話した。前日、同ホテルの関係者は共同通信に、「市当局から23日は宿泊客を受けてはならないという通知があった」とし、「23日夜に、24日以降に関する通知がまたあるだろうと聞いた」と話した。

金正恩委員長のハノイ行き//ハンギョレ新聞社

 中連ホテルは鴨緑江の上に丹東~新義州(シンウィジュ)区間の列車が通る朝中友誼橋が見下ろせるホテルで、先月、金正恩北朝鮮国務委員長が専用列車に乗って中国を訪問した際も予約が制限された。このため一部では、金委員長がハノイまでの移動に列車を使うのではないかという見通しも示されている。17日には、金委員長の執事と呼ばれるキム・チャンソン国務委員会部長が、ベトナム-中国の国境地帯のランソン省ドンダン駅を訪れたことが、日本の取材陣のカメラにとらえられた。彼らは駅周辺のセキュリティ状況を点検したという。

 ただし、22日昼現在、丹東市内の道路統制や丹東駅への出入りの遮断など、金委員長の訪中時に現れた兆しは見られない。ある消息筋は「現在の状況だけで判断するのはまだ早い。週末まで待たなければならない」と話した。

 金委員長の専用列車が普段通り時速60キロメートルの速度で動いた場合、平壌~ドンダン駅区間(4000キロ)は3日近くかかる距離だ。平壌~北京~ハノイにつながる鉄道は同じ軌道でつながっており、金委員長が専用列車でハノイを訪問するのに技術的な問題はない。金委員長は昨年3月以降、4回にわたって中国を訪問したが、1回目と4回目は列車を利用した。彼が25日にベトナムに到着するという報道もあり、列車や飛行機、乗用車を乗り換えてハノイを行き来すると予想する専門家らもいる。

 金委員長の祖父である金日成(キム・イルソン)主席は1958年のベトナム訪問当時、中国内の区間は列車で移動した後、広東省広州からハノイまでは航空機で移動した。1964年の2回目の訪問の際は、中国の飛行機を借りて平壌を出発し、北京や武漢、南寧など中国内の都市を経由してハノイに到着した。

北京/キム・ウェヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr)
https://www.hani.co.kr/arti/international/china/883240.html韓国語原文入力:2019-02-2219:39
訳H.J

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