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日本に行った ラビア・カーディル“ウイグル人 一夜で1万人失踪”

原文入力:2009-07-30午前01:16:13
中, 北京駐在日本大使 召還

キム・トヒョン記者,ユ・ガンムン記者

←ウイグル指導者 ラビア・カーディル(62)氏

ウイグル族亡命指導者ラビア・カーディル(62)氏が29日、日本の執権与党である自民党の中央本部を訪問し、中国は駐中日本大使を召還するなど中-日間外交的葛藤が激化している。
カーディル氏はこの日東京にある自民党党本部で衛藤晟一参議院と会談を行った。党本部訪問は自民党執行部がカーディル氏の要請を受け入れてなされた。

これに対しカーディル氏の訪日に反対してきた中国側の対応程度が一層高まった。武大偉中国外交部副部長は北京駐在日本大使を召還し、日本政府に強い不満を表わしたと中国官営<新華社通信>が報道した。

武副部長はまた日本側に「カーディル氏が反中国分離主義活動をすることができないように即刻,効果的な措置をとることを要求した」と話した。中国は前日カーディル氏の訪問を許した日本に「中-日関係が困難に陥る懸念がある」と警告した。中国政府はカーディル氏が今月初め新疆ウイグル自治区で起きた反中国デモを扇動したと非難してきた。

カーディル氏はこの日、衛藤議員と行った会談で「弾圧を継続的に受けているウイグル族を忘れてはいけない」として「拘束されたウイグル族の釈放を中国側に要請してくれ」と日本政界に要求した。これに対し衛藤議員は「放置できない問題だ。(日本)政府などに面談内容を知らせ対応を要請する」と呼応した。

カーディル氏は会談後、待機していた記者らに「本部訪問を許した自民党に心より感謝申し上げる」と話した。彼女はまたこの日午後、東京で別に持った記者会見で「(ウイグル事態で)多くて一夜の間に1万人のウイグル人が消えた」とし、中国政府のウイグル族弾圧に怒りを表わした。

日本側は前日、中国政府の強い反発を意識したようにカーディル氏の訪問が拡大解釈されることを警戒した。自民党のある幹部は「所属議員との会談場所を提供しただけだ。党で記者会見を主催したのでもなく政治的に問題がない」と話した。

日本政府もカーディル氏の訪問に対する中国側の憂慮と反発の揉み消しに努めた。河村建夫官房長官はこの日午前の記者会見で「カーディル氏は民間招請で日本を訪問しただけでありカーディル氏の訪問は中国と日本政府の間の問題ではない」として「(彼の訪問が)中国と日本の関係に悪影響を与えるとは考えない」と話した。先立ってカーディル氏は2007年11月にも日本を訪問したことがある。

一方、新華社通信はこの日、新疆自治区警察がウイグル事態に介入した疑惑で253人のウィグル人を追加拘禁したと報道した。

東京,北京/キム・トヒョン,ユ・ガンムン特派員 aip209@hani.co.kr

原文: https://www.hani.co.kr/arti/international/china/368603.html 訳J.S