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北朝鮮、韓国系カナダ人牧師に終身労役刑を宣告

登録:2015-12-16 23:42 修正:2015-12-17 05:34
北朝鮮が抑留しているカナダの「大きな光教会」イム・ヒョンス牧師//ハンギョレ新聞社

 北朝鮮が10カ月間抑留していた韓国系のカナダ国籍の牧師に無期労働教化刑を宣告した。

 中国国営の新華通信は16日、「朝鮮(北朝鮮)の最高裁判所が同日、韓国系カナダ国籍者のイム・ヒョンス牧師(60)に対する宣告公判を開き、反朝鮮活動をした疑いで無期労働教化刑を宣告した」と報じた。北朝鮮はイム牧師に最高尊厳(金正恩<キム・ジョンウン>第1書記)への冒涜▽共和国転覆への祈り▽脱北者支援などの容疑を適用した。イム牧師は、今年1月30日、北朝鮮羅先(ナソン)市に到着した翌月に逮捕された。

 北朝鮮はこれに先立ち、7月30日に平壌の人民文化宮殿でイム牧師の内外信記者会見を開いた。この場でイム牧師は「私の最も重大な犯罪は、韓国と米国の北朝鮮敵視政策に従って、共和国の最高尊厳と体制を中傷冒涜して国家転覆行為を敢行したことだった。北朝鮮を往来しながら、宗教国家を建設しようとした」と述べた。

 1986年にカナダに移り住んだイム牧師はトロントで「大きな光教会」を設立し、28年間牧会として活動してきた。イム牧師の家族はロイターに 「1997年から100回以上、北朝鮮を出入りして来た。北朝鮮で孤児院と保育所を作り、慈善事業を行った」と述べた。

北京/ソン・ヨンチョル特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力: 2015-12-16 17:16

https://www.hani.co.kr/arti/international/china/722167.html 訳H.J

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