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訪韓する米国務省次官補、THAAD配備を協議するか注目

登録:2015-07-03 22:56 修正:2016-02-23 07:19
 米国務省「ミサイル防衛など安全保障を協議」
フランク・ローズ米国国務省次官補(軍備管理・検証・順守担当)//ハンギョレ新聞社

 フランク・ローズ米国国務省次官補(軍備管理・検証・順守担当)が、6日から16日までの日程で、ミサイル防衛や宇宙安全保障などを協議するため、韓国、中国、日本、ベトナムを訪問すると米国務省が2日発表した。

 米国務省は「ローズ次官補は、宇宙安全保障とミサイル防衛、武器統制、またその他の2カ国・多国間安全保障案件に関する会議と外部行事のために、4カ国を訪問する」とし、韓国は中国(6〜9日)に続いて9日から10日まで訪問すると発表した。国務省は「訪韓期間中、外交部と大統領府高官に会い、宇宙安全保障と他の様々な戦略的懸案について議論する予定」だと付け加えた。

 米国務省が報道資料にローズ次官補の訪問目的として「ミサイル防衛」を明記したことで、韓中訪問の際、朝鮮半島における米国の高高度防衛ミサイル(THAAD)配備問題を議論するのかも注目される。

 ローズ次官補は先月19日、ワシントンで開かれたセミナーで「我々は朝鮮半島にTHAAD砲隊の常駐(permanent stationing)させることを考慮しているものの、まだ最終的な決定を下しておらず、韓国政府とも公式に協議していない」と述べて注目を集めた。

 ローズ次官補は米国務省で武器統制および不拡散問題とともに、ミサイル防衛問題も担当する主要人物だ。米国務省は、ローズ次官補のミサイル防衛関連業務について「ミサイル防衛プログラムと関連する活動に、外国政府の協力と参加を促すための外交戦略を開発し、実施するのに主導的な役割を果たしている」と説明している。

ワシントン/パク・ヒョン特派員(お問い合わせ japan@hani.co.kr )

韓国語原文入力:2015-07-03 19:33

https://www.hani.co.kr/arti/international/america/698812.html  訳H.J

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