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韓国、単独世帯800万突破…42%が首都圏に集中

ゲッティイメージバンク//ハンギョレ新聞社

 韓国で、世帯数に占める単独世帯の割合が36%にのぼることが分かった。1人暮らしをしている人の半数以上は日常的に頻繁に、またはたまに寂しさを感じていた。

 国家データ処が9日に発表した「2025統計で見る単独世帯」によると、昨年の単独世帯数は804万5千世帯で、全体の36.1%を占めた。単独世帯の割合は2015年には27.2%だったが、2020年に31.7%、昨年に36.1%と、毎年過去最高値を更新している。データ処は人口・世帯・生活、住居、雇用、所得・消費・資産、健康・福祉など、主な領域ごとに単独世帯に関する統計をまとめ、「統計で見る単独世帯」を作成している。

 単独世帯総数に占める各年齢層の割合は、70歳以上が19.8%、29歳以下が17.8%、60代が17.6%、30代が17.4%。男女別に見ると、女性は60歳以上の高齢層(47.7%)の割合が高く、男性は39歳以下(39.6%)の割合が高かった。

 単独世帯の42.7%はソウル・京畿道に集中していた。京畿(22.1%)、ソウル(20.6%)、釜山(プサン、6.8%)、慶尚南道(6.2%)の順で割合が高く、世帯全体の分布と類似していた。単独世帯の住宅所有率は32.0%(世帯全体では56.9%)だった。

 昨年10月現在で、単独世帯かつ就業している世帯は510万世帯。単独世帯の週当たりの平均就業時間は38.2時間で、就業者全体(38.9時間)より短く、前年に比べ0.3時間減少していた。

 昨年の単独世帯の年間所得は3423万ウォンで、前年に比べ6.2%増加。全世帯平均(7427万ウォン)の46.1%の額だ。月平均の消費支出は168万9000ウォンで、全世帯平均(289万ウォン)の58.4%ほど。

 単独世帯で、全般的な人間関係に満足していると回答した世帯の割合は51.1%で、全体の満足の割合(55.5%)より4.4ポイント低かった。1人暮らしで、困った時に助けてもらえる人がいると答えた人の割合は、体調が悪い時が68.9%、金を借りなければならない時が45.6%、落ち込んだ時が73.5%。いずれも世帯全体の平均(75.1%、51.4%、78.8%)より低かった。普段、頻繁に、あるいはたまに寂しいと感じると答えた1人暮らしの人の割合は48.9%で、世帯全体(38.2%)より10.7ポイント高かった。

キム・ユンジュ記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )
https://www.hani.co.kr/arti/economy/economy_general/1233604.html韓国語原文入力:2025-12-09 12:00
訳D.K